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【マンガでセクハラ・パワハラ事例を解説】セクハラをしないためには

 年が明け、今日からは仕事初め。新年会でお酒を飲む機会も増える。会社や取引先との会合などで、酔った勢いで放ったひとことや、軽率な行動が「セクハラ」や「パワハラ」ととられることがある。

「セクハラ」という言葉は誰もが知っているが、その基準は個人や環境によって異なり、バラつきがある。一般的には「相手が嫌だと感じるような性的な言動をすること、そしてその性的な言動に対し“ノー”を言ったために、仕事をしづらくするような行為をすること」とされている。

 しかし、その“基準”とは一体なんなのか? 非常に難しいのが正直なところ。Aさんには「コミュニケーション」と取られていたのに、Bさんには「セクハラ」ととられることもあるのだ。

 そんな「セクハラ」や「パワハラ」の事例をマンガで紹介した本が注目を集めている。『しない させない まねかない セクハラ パワハラ』(株)クオレ・シー・キューブ 岡田康子 木村節子著(労働新聞社刊/945円)だ。

◆実例をもとに、味のあるマンガで再構成

セクハラ

正社員と派遣社員間のセクハラ事例は、近年急増しているという

 経営、人事、労務の専門情報紙が、実際のセクハラ、パワハラ事例を紙面に連載していたものを再構成。2001年に「パワハラ」という言葉を世に出した、岡田康子さんを著者・監修者に迎え、Q&A形式で18の事例とその解決方法を提示している。

「セクハラ防止マニュアルはこの世にあまたあるのですが、意外と読みづらかったり、理解がしづらいものが多いんです。弊紙で連載していたセクハラの事例を、いっそマンガにしたら読みやすいのではと思いました」と編集担当者は語る。

 内容を見ると、独特のタッチで書かれたマンガが18編。インパクトは十分で、絵柄には妙な説得力がある。

「実は弊社の40代の男性社員が書いています(笑)キャラクターのバリエーションは多く、表情を細かく描き分けリアリティを強調しています」

『セクハラをしないために』の章では実例マンガのあとに解答が載る。男性社員が派遣社員の女性との力関係や距離感の違いを考えず、一方的なコミュニケーションを取ってしまい、さらにはマウスを操作する手が触れて青ざめる、身体が硬直するなど「非言語」のサインを男性社員が汲み取れなかった……等。

クハラ

上司のあなたが、部下からセクハラ相談を受けたらどうしますか?

 また、セクハラを受けている女性から相談された場合の上司の対応も提示する。『部下からセクハラ相談を受けた時のポイント』の章では、同僚からしつこく誘われ、悩みを打ち明けに来た女性部下に対し、事細かく内容を聞いた上で、「された自分にも問題があるのでは?」と突き放した上司が、本当は解決のために何をすべきだったのかを解説する。

「お固い新聞を発行している会社なので、社内からは『よくこんなものを出したね』と言われるんですが、マンガが載っているものが無かったので、思いきって作りました。研修のテキストに使っていただく企業も多く、『わかりやすかった』との声もいただいています」(編集担当者)

 部下となる人も上司となる人も、この機会にもう一度、セクハラ・パワハラについて考えてみてはいかがだろうか? <取材・文/遠藤修哉>

●電子書籍版も発売中『しない させない まねかない セクハラ パワハラ』
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しない・させない・まねかない セクハラ・パワハラ

ハラスメントのない働きやすい職場の実現に寄与する一冊

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