イチロー&黒田も餌食…マー君、現地メディアとの闘い
前代未聞の7年、約161億円の契約で名門ヤンキースのピンストライプのユニフォームに袖を通すことになったマー君こと田中将大(25歳)。日本一の右腕が異国の地でぶつかる難敵はなにも対戦相手ばかりではない。同僚、マスコミ、ファン、食生活……マー君が名実ともにニューヨークの顔になる“条件”を探った
◆イチロー、黒田も餌食。現地メディアとの闘い
ニューヨークのメディアは全米一辛口だ。活躍すれば諸手を挙げて称賛されるが、さもなければ手のひらを返す批判の嵐。それがヤンキースの選手の宿命である。
’12年にヤンキース入りした黒田博樹はオープン戦初登板で、初回を三者凡退に抑えたものの2回に一挙3失点。するとニューヨークの地元紙は、オープン戦の初登板にもかかわらず「1回は野茂英雄、2回は井川慶だった」と痛烈な皮肉を飛ばした。昨年、不振に陥っていたイチローに対しても地元紙は「打席を与えすぎだ」と手厳しかった。昨季ヤンキースの中心選手だったロビンソン・カノーはマリナーズに移籍したが「ニューヨークでプレーする限りは、メディアから逃れられない」と移籍した理由のひとつにメディアからのプレッシャーを挙げるほどだった。
「フィールド上だけでなく、街中でも油断ならない」というのは同じくニューヨークを本拠地にするメッツのファン。メッツの若きエース、マット・ハービーは昨年、スーパーモデルとのデート写真をゴシップ誌にパパラッチされ、すぐさま全米で話題となった。世界中からセレブが集うこの街では、こうしたゴシップは日常茶飯事。愛妻持ちのマー君なら心配無用だろうが、ユニフォームを着ても脱いでも、気が抜けない毎日が待っている。「英語が苦手」を公言するマー君には、余計な情報が入ってこないので、結果的にプラスに作用するかもしれない……。
<マー君!メジャーの先達&関係者からエール>
●『だいぶ後輩ですけど、マー君に食事を奢ってもらうのも問題ないですね』(ブルージェイズ・川崎宗則)
●『同じチームからメジャーに行く選手が出て、これほど嬉しく、楽しみなことはない。早く見てみたい。ケガなく1年間頑張ってほしい』(楽天・松井稼頭央)
●『25勝0敗の世界だろ』(楽天投手コーチ・佐藤義則 「どれくらい勝てばNYのファンは満足するか」と問われて)
●『現地記者の嫌な質問にもしっかり答えること』(元メッツ他・吉井理人氏)
●『バカになれ日本人プレーヤーに頼りすぎるな英語の勉強を頑張りすぎるな』(ロイヤルズ・青木宣親)
― 大手マスコミが書けない マー君がヤンキースで活躍できる条件【3】 ―
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