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【マー君がヤンキースで活躍できる条件】豪華なチームメイトがプレッシャーの楯に!?

前代未聞の7年、約161億円の契約で名門ヤンキースのピンストライプのユニフォームに袖を通すことになったマー君。日本一の右腕が異国の地でぶつかる難敵はなにも対戦相手ばかりではない。同僚、マスコミ、ファン、食生活……マー君が名実ともにニューヨークの顔になる“条件”を探った

◆豪華なチームメイトがプレッシャーの楯に!?

田中将大

田中将大(The Official Site of The New York Yankees より)

 日本人7人目のピンストライプ戦士となった田中将大(25歳)。過去に週刊SPA!「エッジな人々」にもご登場いただいた故伊良部秀輝氏を筆頭に、松井秀喜氏、井川慶、黒田博樹、五十嵐亮太、イチロー。猛者の系譜に、マー君はどんな姿を刻んでくれるのか。ニューヨークの厳しい環境に身を置く英断を下したマー君に、まずは心からのエールを送りたい。

 ヤンキースの売りは何といっても豪華なラインナップ。近鉄の「いてまえ打線」や横浜ベイスターズの「マシンガン打線」など、日本でも記憶に残る強力打線には、敬意が込められた独特の愛称がつけられるが、ヤンキース打線には「ブロンクス・ボマー(ニューヨークの破壊者たち)」というニックネームがついている。これは世界一の激戦区と称されるアメリカンリーグ・東地区(パ・リーグのようにDH制を採用)の手強いライバル投手をものともせず、何点差があろうとも、最後までハードスイングを続けるヤンキース打線に地元ファンが捧げた愛称だ。

 頼もしいマー君の味方打線から、今季は禁止薬物使用問題で1年間の出場停止処分が濃厚なアレックス・ロドリゲス内野手(年俸約30億円)が欠ける公算が大だが、マーク・テシェーラ一塁手(約24億円)、広島カープからスターにのし上がった指名打者アルフォンゾ・ソリアーノ(約19億円)、新加入の正捕手候補ブライアン・マッキャン(約18億円)、そしてニューヨークの貴公子デレク・ジーター(約13億円)など、羨望の的となったマー君の約23億円の年俸さえ、意外と溶けこんでしまうのがヤンキースのスゴイところ。

 無論マー君とて、これまで以上のプレッシャーを受けることとなるが、このチームにはマー君にのし掛かる負荷を分散してくれる“豪華すぎる仲間”がいるのだ。大型契約選手の宿命で、どこでプレーしてもプレッシャーから逃れることができないのであれば、楯となってくれる仲間が多いヤンキースを選択した時点で、マー君は成功へのハードルを少し下げたことになるだろう。

 昨年は5シーズンぶりにプレーオフ進出を逃した常勝軍団にとって、2年連続でプレーオフを逃す悲劇は絶対に避けなければならない展開だ。大黒柱はメジャー通算205勝115敗、ひとりで貯金90を稼ぎ出しているCCサバシア(約24億円)に、単年18億円でサインした黒田博樹。マー君は名門球団の先発3番手をイバン・ノバ(昨年は20試合に先発し9勝)と争うことが予想されている。サバシア、黒田のWエースは相手チームのエース格と投げあう公算が高く、先発3番手スポットは相手先発投手のマッチアップを考える上では随分と分が良い。

― 大手マスコミが書けない マー君がヤンキースで活躍できる条件【1】 ―




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