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賑やかなところに一人でいても浮かない方法――41歳・中年「ぼっち」が語る

ダーツ 独身、離婚、孤独死への不安。漠然とした闇を一切感じさせず、「ぼっちライフ」を謳歌している中年たちがいる。なぜ孤独でも楽しく過ごせるのだろうか?  男女のグループがビリヤードやダーツに興じるなか、マイダーツを持ち込み、2時間以上一人もくもくと投げ続ける。都内在住の諸川さん(仮名・41歳)は、「人間関係がめんどくさいが、寂しがり屋のぼっち」だという。 「適度に賑やかな大勢の中の“ぼっち”が好きなんです。寂しくないし、かといって面倒な人間関係も考えなくてすむ。だから外で飲むことが多いんですが、手持無沙汰だとマスターや店員に話しかけられて結構鬱陶しい。そこで話しかけられないために、店にあったダーツやビリヤードを適当に触って、『集中しているから話しかけるな』オーラを出していたのがきっかけでした」  そして気が付けば店の大会でも常に上位、“プロ級の腕前”になっていたという。 「上手くなったら一人で遊んでいても『プロだから』『邪魔をしちゃいけない』と周りが勝手に勘違いしてくれて浮かなくなった(笑)。コミュニケーションを取らなくても“その場にいられるキャラ”になったんです。これくらいの距離感が心地良い。より腕を磨くために平日仕事帰りにスポッチャ(ダーツやビリヤードが投げ放題の施設)にも一人で行きます。健康にも良いしメリットばかりです」  一人で出来る上に、極めれば一目置かれるような趣味を持てば、一人でも肩身の狭い思いをしないで済むし、うまくすればちやほやだってされるかもしれない。  週刊SPA!5月20日発売号『[中年ぼっち]の正しい楽しみ方』では、中年を迎えた時に、隣に誰もおらずとも寂寥とした気持ちにならずに済む方法を模索している。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
週刊SPA!5/27号(5/20発売)

表紙の人/西内まりや

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