「社会人サークル」に巣食うメーワクな面々――意識の高い大人の嗜みのはずが…
趣味に仕事に慈善事業に……。いまどき、「意識が高い人」なら、仕事以外の“課外活動”に専念することも珍しくない。
ただ、充実した日々を送ることに繋がりそうなこうした課外活動にも、実は厄介事が絶えないとか。
◆ウンチク語りたがるだけでなく、ひどい泥酔までするワインサークルの迷惑男
「マンションのゲストルームを貸し切って、ワインを楽しむ会を開催しているのですが、サークルの常連M男は、ワインのウンチクをやたらと語り出すんです。なのに1時間たったころには床に座り込み、呂律も回らない状態でワイシャツを真っ赤に染めていました。紳士的に飲めないなら居酒屋に行け! と言いたい」(33歳・IT)
このように多く見受けられたのが、酒に関するエピソードだ。
「山岳サークルに参加しているオジサンは、山登りになぜか一升瓶を持ってきて山頂で飲み始めるんです。そして酔っぱらったあげく『ウ●コしてくる』って消えちゃって……。その後、帰りの登山道でそれを見つけたときにはもう絶句ですよ!」(26歳・通信)
「地域の祭りをもっと盛り上げようと、地元の若手が集まって実行委員会を立ち上げました。その中に、もともとヤクザでしたが、更生して今では立派な社長になっている友達Aを誘ったんです。だけど、実は彼の指2本は偽指。仲間内でも最近はすっかり打ち解けたせいで、飲み会で偽指を取って見せては女のコうけを狙おうとするのですが、完全に引かれてしまって(苦笑)。なんだか今はちょっと誘いづらくなっています」(48歳・食品)
◆熱くなりすぎて暴れる男、参加者の嫉妬、マウンティング……。
「男女混合のバスケットサークルで、試合のたびに熱くなって暴れる男がいます。相手チームがミスをすると汚い言葉でヤジを飛ばし、少しでもラフプレーがあれば相手に掴みかかりに行き、ベンチの椅子を蹴飛ばしたりもするんです。同じチームメイトとして恥ずかしいし、女性は怖がるしで、ほとんどの人がチームを離れてしまいました」(44歳・メーカー)
「東洋医学の考えを広めるワークショップを開催しているのですが、女性の参加者が多く、精神的に病んでいる人や余命宣告をされた方などがいらっしゃいます。それもあってこちらも優しく接せざるを得なくて、『私のことをわかってくれる』、『運命の人』といった甘えや勘違いを生み出してしまうんです。参加者同士の嫉妬、マウンティングがすさまじく、こちらの精神がやられそうです」(39歳・化学)
性質の悪い借金トラブルは、確実に縁の切れ目となる。
「某六大学で二番手ピッチャーを務めたA(42歳)。卒業後は、某有名社会人チームへ入団し、引退後は家業の印刷屋を継ぐことに。知人のツテでうちの草野球チームに入団し活躍する。真面目で監督からも頼りにされた。そんな折、リーマンショックで家業が倒産。40歳を過ぎての就職は難しく、監督をはじめ、チームの仲間にまで借金を頼むようになった。野球を続けてほしいとの皆の期待あればこその融資だったが、そのほとんどが酒に消えていることがわかり絶縁。今も消息不明です」(46歳・銀行)
9/22発売の週刊SPA!「オトナの[サークル内バトル]が醜い」では、このように、意識高く充実した日々を送るべく参加したオトナのサークル活動におけるさまざまな厄介事について、参加者自らが告白。意識の高い活動も楽じゃない実態をリポートしている。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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