周囲に「ダメな人」扱いされてしまったら――“ポンコツ芸人”アンジャッシュ児島の処世術
“40代になるとポンコツ化が進む”という現象は、SPA!で何度も取り上げたこともあるが、10/7発売の週刊SPA!に掲載されている特集『[ダメな40代]にならないための処方箋』では、さらに一歩踏み込んだ「あなたがダメな40代にならないための特効薬」について徹底究明している。
また、「仕事を丸投げ」「話が異様に長い」「不健康自慢」「社内で複数の女性に手を出す」「社内でFB更新」など、社歴も長いと油断してうっかりやってしまいそうなことに対して、会社員600人(上司世代300人、部下世代300人)がダメ認定を実施。あなたの何気ない言動が「ダメな40代」として認定されているかどうか、ぜひとも本誌で確認してほしい。
ここでは、本特集のイメージキャラクターを務めた、“ポンコツ40代芸人”代表の児島一哉氏のインタビューを紹介しよう。
◆ポンコツでも「イジられたら勝ち」の極意
「鶏肉、豚肉、牛肉の味の違いがわからない」「一般常識をまるで知らない」などのポンコツぶりで注目を浴びるお笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉氏。42歳でありながら、いま“ポンコツ”と呼ばれることについてどう思っているのだろうか?
「正直、不本意でしたよ。僕はダメキャラより、むしろボソッとひと言面白いことを言って笑いを取るような、ダウンタウンの松本さんみたいなカッコイイ立ち位置の芸人になりたいとずっと思ってましたし。だから、周囲からダメキャラと言われるたびに、『なんで俺がそんなこと言われるんだ!』と、結構不満でした」
だが、同世代の芸人たちをはじめ、周囲の人たちからそのダメっぷりを指摘されるようになって、徐々に意識が変わり始めたという。
「肉の味やキャベツとレタスの味の違いがわからないといった味覚音痴ぶりもそうですし、普通の40代なら知ってるような漢字も書けなければ一般常識もない……。次第に『みんなが言うように、実は俺ってものを知らないダメなヤツなんだ』と自覚していきました」
そして、40歳を過ぎた現在、そのポンコツぶりを変えるために、さまざまな努力をしているとか。
「昔は『わからなかったら人に聞けばいいや』って思ってたんですけど、40歳を超えるとそうもいかない。これはまずい!と最近は知識を増やすべく、新聞を取り始めました。でも、大人向けの普通の新聞だと難しくて全部理解できないので、小学生用のこども新聞も一緒に読むようにしています」
その勉強の成果なのか、「今は日本三景もスラスラ言える!」と自信満々の児嶋氏。このままポンコツキャラは卒業してしまうのか。
「僕は、本当にちゃんとした大人になりたいんです! もちろん、『ダメっぷりをイジられるのはおいしいな』『ポンコツでもネタにできれば勝ちだな』と思うこともあります。でも、イジられるポンコツになるにはそれなりに努力が必要です。ダメな自分に甘んじるのではなく、常にダメを直す努力をしないと、周囲の人もイジってやろうと思わなくなりますしね。いいですか、ダメな40代のみなさん! 努力しないポンコツは、ただのポンコツですからね!!」
上記のような児島氏の処世術もダメな40代にとっては立派な処方箋。本特集ではほかにも人事コンサルタント、心理学者、夫婦修復カウンセラー、世代・トレンド評論家、スタイリスト、FP、精神科医、作家・哲学者からの「ダメな40代にならないための秘策」を徹底的に紹介している。自分のポンコツ化に気づいているひともまだ気づいてない人も、アラフォー以上の人なら真っ先に熟読されたし!!! <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
【今回のイメージキャラクター・児嶋一哉氏】
お笑いコンビ・アンジャッシュのボケ担当。キレ芸などもお馴染み。実はプロ雀士の資格も持っている。10月11日からスタートする新バラエティー『ポンコツ&さまぁ~ず』(テレビ東京系)にレギュラー出演決定!
部下を従え、上司を猛追する働き盛りの40代……のはずが、ここ最近どうも様子がおかしい。上と下の世代が声を揃えて「40代がダメすぎる」と批判の的になっているのだ。
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