MRは消滅する仕事!?
週刊SPA!10月11日発売号では「5年後に[消滅する仕事]図鑑」を特集している。自分の仕事がどうなるのか興味ある方はぜひご一読を。
取材・文/黒田知道
MRは医師などの医療従事者に医薬品の説明、販売などを行う製薬業界の営業職だ。この職種が、医療従事者専用の専門サイトの登場により、将来が危ぶまれているという。というのも、あるサイトでは会員限定に医薬品などの販売を行っており、商品を購入するとポイントが貯まるサービスを実施。このポイントで数千種以上の特典と交換できるのだ。
「ポイントの還元率が破格で、月に100万以上貯まることもあるみたいです。『高額商品を餌に、医師の副業状態になっている』と聞きましたね」とは、業界に詳しいA氏。何人かのMRに取材したところ、30代の男性は「すぐにそれらのサービスの影響は受けないと思うが、それよりも深刻なニュースがあるんですよ」と打ち明ける。
「日本製薬工業会の内規変更によって、来年から医師への接待が禁止になるんです。何十年も前に接待が社会問題化してから、世間の目が厳しくなっちゃって」(30代・女性)
接待ができなくなることで、自分たちの存在意義を疑問視する声も。「『景気のいい営業(接待)はもうできなくなる=MRはいらなくなる』という流れがあるなかで、ネット販売を利用する医師が増えれば、『MR不要論』はより高まるかもしれませんね……」(30代・男性)。
このように業界事情の変化やIT化によって日本からいらなくなる仕事が増えている。
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