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日本で働く外国人が語る、ニッポン企業の「クールじゃない」ところ

日本企業で働く外国人が語る、ニッポン企業の「クールじゃない」ところ 昭和39年の東京オリンピックから半世紀。今や「クールジャパン」を声高に喧伝する国へと成長を遂げた日本。しかし、企業体質はまだまだ「クール」とは程遠い会社もあるようで……。

 日本企業での経験も豊富な4人の外国人に、彼らが驚いた「日本企業の“UN COOL”」を語ってもらった。

――日本企業での経験豊富な4人にぶっちゃけていただきます! まずは日本式の名刺交換、そしてお酌でカンパ~イ!

ダンカン(オーストラリア出身。以下、D):会社の飲み会で初めてお酌されたときはビックリしました。ぬるいビールに冷たいビール混ぜるの?って(苦笑)。

トーリャ(ロシア・日本ハーフ。以下、T):そうそう、上司にお酌しなきゃいけないのも、エッ?って感じ。ロシアではお酒は男性が女性につぐものだし、そもそも上司と飲みに行かない

サンドラ(ドイツ・日本ハーフ。以下、S):忘年会とか歓送迎会とか会社がらみの飲み会が多すぎですよね。しかも強制参加なのに何が悲しくて自腹で4000円? ドイツなら業務時間内に30分、アルコールとケーキで十分

孟(中国出身。以下、M):僕の友達は新人だからって幹事をやらされるのが嫌でしょうがないと。中国では新人でも専門外の雑務は断って当たり前

S:ガード下で上司の愚痴の言い合い……なんてのも日本ならでは。ドイツは17時になったら「会社のことは知~らない」です。

D:それ以前に、定時が18時なのにみんな22時とかになっても帰らない。だから私はいつも「今日は合気道の稽古で……」とか無難な理由をつけて帰ってました(笑)。

S:わかる~。有休も「病気の母がミュンヘンにいるので」とか空気を読まなきゃいけない。ドイツ人なんて年間有休30日のほかに病気休暇も堂々と取るのに。

M:仕事で成果を上げてる人より、長時間会社にいる人のほうが評価が高いなんて時代遅れですよね。

S:多くの外国人が失望したのは、東日本大震災の非常事態でも「なんで会社に来ないの?」みたいな空気があったこと。自分の生き方を判断する自由すらないの?と。

T:「頑張るぞー!」と気合を入れたり、朝礼や名札とか、本当に会社の歯車というか、教祖を崇拝する信者みたいでフシギ。

S:象徴的なのが「愛社精神」って言葉。英語やドイツ語だと「愛」は家族や恋人に対して使うものだから違和感がすごい。あと、平社員はもちろんパートにまで「社長になったつもりで戦略や企画を考えろ」とか、それは給料の安いヒラの仕事じゃないですよと

 ……と、出てくる出てくる。もちろん、外国人にとっても違和感バリバリなアナクロ体質の企業は、日本人にとってだって息苦しいわけで。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

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