お金

1000万円貯めた家族の節約生活「風呂の残り湯でトイレを流す」

「節約は子どもの教育費のため。いずれ何に興味を持つかわからないので、きちんと対応できるように備えておきたいんです」と、節約の理由を語る田淵幸成(仮名・35歳・メーカー勤務)さん。そのため、“日常の無駄”を徹底的に排した生活を送っているという。 【田淵家の収支】 年収 450万円 貯金 1000万円 世帯月収(手取り) 35万円 住宅費(住宅手当あり) 5万円 食費 2万円 外食費 1万5000円 光熱費(ガス・水道・電気) 2万2000円 通信費(ケータイ2人分) 1万3000円 子供費 2万3000円 保険 1万7000円 ガソリン代 3万円 小遣い 3万円 その他出費 2万9000円 収支+10万1000円
1000万円貯めた家族の秘密「風呂の残り湯でトイレを流す」

お風呂の残り湯でトイレを流す

「お風呂の残り湯はまず洗濯に使って、残りはトイレや玄関の掃除に使います。それでも残ったらバケツにためておいて、トイレで用を足した後に流す水として使い、一滴たりともムダにしません。おかげで月の水道代はたいてい3000円以内に収まっています」  ガス代節約のためにも、ちょっとしたひと手間を怠らないとか。 「お風呂の設定温度を気候によって見直すと、ガス代がかなり変わるんです。43℃設定だと月に1万2000円くらいかかってしまいますが、39℃なら7000円程度で済む。暖かい日に高い設定のまま入るのは無駄なので、こまめに変えていますね。調理のときも、下ごしらえに電子レンジを使ったり、長時間煮込む料理には圧力鍋を使ったりと、妻がいろいろ工夫してくれています。これで月々500円くらいはガス代の節約になっているようです」  3歳になる愛息にかける出費も、要・不要をシビアに判断し、決して財布のヒモを緩めることはない。 「子供の服はほとんどが親せきや友人からのもらいものか、バザーの無料引き取り。自ら買ったのは冠婚葬祭用の服や上着くらいですね。おしり拭きも着古した服をカットしたものを使っていたので、ほとんど買いませんでした。外出時にたまに使うくらいだったので、一般家庭の5分の1も買ってないかもしれません」  着古した服はいっさい捨てず、おしり拭きに使えない固めの生地のものは使い捨ての雑巾にリサイクルしているのだそう。
1000万円貯めた家族の秘密「風呂の残り湯でトイレを流す」

着古した服はカットして雑巾に

「すべてカットし、服の端切れとはわからないようバッグに入れてぶら下げ、さりげなく収納してあります。妻はストイックなので、いろんな節約アイデアを出してくれるんですよね。やりくりも上手で、月々の支出を21万9000円に抑えるのが我が家の目標なのですが、妻はそれより安く済ませられたときの残りと、カード払いなどで貯めたポイントを自分の小遣いにしているんです」  田淵家が愛用しているのは楽天カードで、携帯代や光熱費の引き落とし、ガソリン代の支払いなど、あらゆるものをカード決済にしてポイントを貯めているとか。 「ポイントが3倍になる日にガソリンを入れるとか、ネットでの買い物を楽天メインにしてキャンペーンやくじをもれなくチェックするとか、そういう積み重ねもあり月に1000円分はポイントが貯まるそうです。それに、妻はポイントサイトも4つほど利用していて、合わせて月に3000円分はポイントが貯まる。『これで子供と自分の必要最小限の物は買える』と言ってくれています」  確かにストイックだが、節約生活に息切れすることはないのか? 「妻は田舎の農家育ちで、何事にもひと手間かかる生活に慣れているため、節約がまったく苦じゃないんです。僕も以前は散財タイプでしたが、子供ができて価値観が変わったので、節約で心がすさむことはありません。震災以降『モノはいつなくなるかわからない』という意識が常にあります。気持ちの面でも、もうモノや資源を無駄にしたくないんです」  節約⇒貯金に成功するには、家族が同じ意識、価値観を持っていることが第一なのかもしれない。6/16発売の週刊SPA!では「貧乏でも1000万円貯まる家族の共通点」という特集を組んでいる。1000万円目指したい方はぜひ参考に。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
週刊SPA!6/23号(6/16発売)

表紙の人/浅田舞

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