10月4日、SKE48が劇場デビュー7周年記念イベントの一環として前夜祭を行った。昨年より劇場を構えるサンシャインサカエ内で行われるようになった前夜祭。まずは劇場以外のスペースで行われたイベントの様子をレポートする。 　ビルのシンボルである観覧車Sky-Boatのゴンドラは各メンバーの写真がラッピングされ、内部ではスペシャルアナウンスが流れる仕様になっていた。昨年、好評だったシミュレーションが楽しめるゴルフバー・GOLUXE（ゴルックス）でのゴルフレッスンは、昨年も参加した山内鈴蘭と梅本まどか以外にゴルフ番組でふたりとともに活躍した石田安奈、最高スコア85を記録したことのある新人・後藤楽々を迎え、パワーアップ。4人は正式にSKE48内でゴルフ部を発足し、すでにオリジナルグッズも作るなど今後の活動に意欲をみせた。そのほか、ファッションフロアでメンバー考案の”男性に着て欲しいファッション”の展示や、飲食店フロアで料理がS、KⅡ、Eの各チームが考案した限定メニューが販売されるなどイベント満載で昨年以上に会場を賑わせていた。 ⇒【写真】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=952772 　なかでもSKE48 CAFE＆SHOP with AKB48（以下、カフェ）やコスプレの聖地として知られるCospRex（今年は店鋪改修中に伴い、特設フロアにて開催）でのメンバーからのドリンク販売、TSUTAYA内特設ステージ、グランドキャニオン広場の物販スペースにはメンバーが代わる代わる登場し、ファンを楽しませた。カフェでは時間帯ごとにイベントが行われ、オープニングでは昨年はいなかった7期生とドラフト2期生がお客さんをお出迎え。その後、大矢真那と後藤理沙子という腕前が微妙なシェフふたりによる対決「料理の凡人」、野口由芽、福士奈央、川崎成美というSKEオタとしても知られるメンバーによる「SKE48を熱く、熱く語る会」、後藤理沙子を頭にグループ最大勢力を誇るという“ごりさチルドレン”による「ごりさチルドレンの集い」、店内アナウンスをしたメンバーを当てるクイズや一部だけモニターに映し出された姿からメンバーを当てるクイズなどもランダムで開催された。 　なかでもおもしろかったのは「料理の凡人」。大矢と後藤が“青椒肉絲”(チンジャオロースー)と“蛋花湯”（卵スープ）づくりにトライすることとなったのだが、出題の表記が中国語表記だったことで、ふたりとも料理を理解できずに食材選びを開始。青が料理名に入っていることから青唐辛子やキュウリを気にする大矢に司会進行役の高柳明音や味見役として駆けつけた熊崎晴香と酒井萌衣も不安な表情を浮かべた。なんやかんやありながらもふたりの料理が完成し、実食へ。まずは後藤理沙子の料理から箸を進めるもなぜかチンジャオロースーから麺が出てくるなど高柳も終止困惑気味。酒井からは「クソまずい」との酷評も飛び出すなど散々なできばえだった。 　大矢はこの辛口審査を見てか「（私のは）うなぎみたいないいにおいがするから」とアピールするが、そもそもうなぎのような臭いがするのは今回のお題的におかしいため、味見役の不安を増すことに。しかし、ハードルが低かったせいか熊崎からは「（チンジャオロースーは）味がしっかりついてるので食べれる」となんとセーフ判定が。ただスープを辛く作りすぎ「なんなんですかこれ。スープなんですかこれ」と熊崎も苦悩の表情を浮かべた。 　勝負の結果は、“どちらかというと大矢真那”ということで、大矢が勝利。低いレベルでの争いだったが、自信をつけた大矢は後藤に「私にかかってくるなんて何年早いよ」と言い放ち、会場の笑いを誘った。 　しかもなんと、勝利した大矢のメニューは12日までの期間限定でカフェでの販売が決定。恐れ知らずの猛者たちは怖いものみたさで行ってみるのもいいかもしれない。 　今年もサンシャインサカエでのお祭りを盛り上げたSKE48。8周年はどんなイベントを仕掛けてくるのか。早くも来年が待ち遠しい。 ＜取材・文・撮影／ヤスオ＞