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手書き新聞『長谷川怜華通信』を発行するアイドル。非公式なのに謎のクオリティ!?

 昭和の時代から、アイドルとラジオ番組は親和性が高いとされている。現在、アイドルを取り巻くメディア環境は、テレビや雑誌に加えてネット配信なども急増。それでもやはり根強い人気を誇っているのがラジオ番組だ。おそらくこれは他のメディアに比べ、アイドルたちの“素の表情”が伝わりやすいからだろう。
長谷川怜華

ラジオに人一倍強い思い入れを持つ長谷川怜華。ライブでのMC力も急上昇中だ。水泳、サッカー、バスケとスポーツ経験豊富な体育会系少女でもある

 現役アイドルの中にもラジオ好きを公言する者は多い。さんみゅ~の長谷川怜華(19)もそんな1人である。グループとしていくつかのレギュラー番組をこなす一方、個人としても『60TRY部』(ラジオ日本系列・18時~)の金曜レギュラーとして活躍している。長谷川がこの番組に選抜された経緯というのが、またユニーク。『長谷川怜華通信』なる手書きの新聞を、所属事務所・サンミュージックのスタッフに1年間配っていたのだが、その熱意に番組プロデューサーが打たれたというのだ。 ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=986567 「自分がアイドルになってから、ラジオというのは“緊張する場所”っていうイメージだったんです。でも番組のゲストに呼んでいただいたり、さんみゅ~でレギュラーをやらせていただいたりしているうちに、気持ちが変わっていったんです。“ヤバい、緊張する……”から“楽しい!”に。ラジオだと素の私でいられるんですよね。今では完璧なラジオ大好きっ子です!」  では、長谷川の運命を変えた『長谷川怜華通信』は、どういう目的で始めたのか? この新聞は、ファンの前には出さないアンオフィシャルなもの。大手事務所に所属しながら、ゲリラ的な活動を続けているとも言える。 「始めたきっかけは、“長谷川怜華はどういう人なのか?”というのを知ってもらいたかったのが一番。学級新聞のような作りになっているので、いろんなコーナーがあるんですよ。個人的に気になっていること、最近チャレンジしたこと、あとはなぜかクイズとか(笑)。ただ、隔週で配っているので、書くネタがないときは苦労しますね。ネタが出てくるまで徹夜することもあるくらいで」
長谷川怜華通信

長谷川怜華通信

長谷川怜華通信

スクープ! これが門外不出とされてきた『長谷川怜華通信』。右下に「プレゼント応募券」なる文字も確認できるが、一体、何が当たるというのか?

 現在、『長谷川怜華通信』は第37号まで発行されている。新聞発行の背景としては、長谷川の中に「グループの一員としてだけではなく、1人のタレントとして活動の幅を広げたい」という真剣な思いもあったようだ。 「個人でも何か他のことをしなきゃいけないっていう気持ちがあったのは事実です。だからレギュラーに決まったときは、本当にうれしかったですね~。すぐママに報告しましたもん(笑)。頑張ってきてよかったなって心から思いました!」  そんな念願の個人でのレギュラー出演だったが、最初は戸惑いの連続だった。特に苦労したのが、3時間にも及ぶ生放送という部分。手痛いミスも多かったという。 「初期の頃は緊張しかなかったです。“時間を守らないと!”とか“間違えたらダメだ!”とか、そんなことばかり考えていて。そのくせ本番ではおもいっきり原稿を噛んでしまったり、漢字を読み間違えてばかりだったんですけど(苦笑)。でもおかげさまで、今は噛むことはあっても、緊張はまったくなくなりましたね。一緒に出演しているマシンガンズのお2人につっこまれても、だいぶ返せるようになりましたし。最初の頃なんて突っ込まれても笑っているだけだったし、番組のスタッフさんにもご迷惑かけたなって思いますね。でも、そういう部分では少しは私も成長できたのかな」  最近では、さんみゅ~のライブMCでも重要な役回りを任せられることが増えてきた。明らかにトークの部分で番組は長谷川の糧になっている。
さんみゅ~

『くちびるNetwork』など80年代の名曲カバーを歌うことが多いさんみゅ~。増え続けるオリジナル曲も、どこか懐かしいアイドルの王道的なアプローチが目立つ

 そんなさんみゅ~が、11月23日(月・祝日)に行われる「LIVE SHOW CASE vol.1」というイベントに出演する。「アイドルイベントとラジオ日本『60TRY部』とのスペシャルコラボイベント」と銘打たれた同イベントに懸ける長谷川の思いは強い。 「まず普通のアイドル対バンライブでは、お笑い芸人さんがMCをやってくださること自体レアじゃないですか。単純にすごく楽しみですよね。個人的な希望を言えば、どのアイドルグループさんもマシンガンズのお2人につっこまれまくってほしい(笑)。アイドルのライブというと“可愛い”“カッコいい”という部分が大事なんですけど、そこに“面白い”の要素も加わるわけですからね。お得だし、笑いの要素が入ることで新鮮なイベントになると思うので、ぜひたくさんの方に来ていただきたいです!」 <取材・文/小野田衛> +++++++++++++++++++++++++++++ ●LIVE SHOW CASE vol.1 ■出演者 ・マシンガンズ(MC) ・さんみゅ~ ・WenDee ・トーキョー夢ぴよ組 ・Party Rockets GT ・じゅじゅ ・PassCode ・フレンド♡フレンド ■日時:2015年11月23日(月・祝) ■会場:TwinBox AKIHABARA ■時間:OPEN 16:30/START 17:00 ■料金:前売り3,000円/当日3,500円(別途1D 500円) 【さんみゅ~PROFILE】 2012年に結成された7人組アイドルグループ。「明るく、元気に、爽やかに 21世紀最初の純白アイドル」がキャッチフレーズ。所属事務所はサンミュージックプロダクションで、グループ名は同社の故・相澤秀禎会長によってつけられた。
出版社勤務を経て、フリーのライター/編集者に。エンタメ誌、週刊誌、女性誌、各種Web媒体などで執筆をおこなう。芸能を中心に、貧困や社会問題などの取材も得意としている。著書に『韓流エンタメ日本侵攻戦略』(扶桑社新書)、『アイドルに捧げた青春 アップアップガールズ(仮)の真実』(竹書房)。
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