『タッチ』の25年後 達也と南は結婚してるの?
『タッチ』
あだち充(’81年連載開始)
【作品解説】
双子の兄弟・上杉達也と和也、隣家の幼なじみ・浅倉南の揺れ動く関係を描いた青春ロマン。事故死した和也に代わり達也は南を甲子園に連れていくことができるのか!? 多くを語らぬ最終回が印象的
やはり達也と南は結婚――というのが予想の主流。「主人公は達也と南の双子の息子。双子の兄弟が甲子園をめざすというお話」(42歳・女)は野球マンガとして王道な展開だ。けど、「2人は息子に和也と名づける。しかし和也がヤンキー化。夫婦で和也を更生させようとする現代版『積木くずし』に」(35歳・男)、「達也のだらしなさに辟易とする南は、遊び半分で始めた出会い系サイトで和也似の美少年と出会い、禁断のショタコン恋愛に」(34歳・女)なんてのは、昼ドラの見すぎじゃない? 「平凡な暮らしのなか、夜の生活では達也が野球部のユニフォーム、南はレオタードでコスプレ、激しく燃え上がる」(37歳・男)は安物のAVみたいだけど、まあ夫婦仲はいいみたいだからヨシとしよう。
一方、2人が結婚していないという予想も。「南は新体操でオリンピックへ。達也は世界放浪の末、なぜかアフリカ某国の野球チームの代表監督に就任。選手村で運命的に再会」(39歳・男)って、25年後に南ちゃんが新体操代表は無理なのでは!? 「2人とも教師になり、母校で野球部と新体操部の顧問に。南は指導中必ずレオタード姿で中年女のだらしない肉体を惜しみなく披露。生徒たちに『エロバア』と呼ばれている。なお、達也は別の女と結婚。なぜなら大学や社会でいろんな女を見て、“南、そんな大したことね~”と気づいたから」(44歳・女)とは、時の流れの残酷さよ……。
その点、マンガ編集者・斎藤宣彦氏の予想はロマンがある。
「『タッチ』って実は’98年と’01年の2回、アニメ版の続編としてスペシャル版がTV放映されていたんですよ。達也はグータラ大学生から米マイナーリーグに進み、南はカメラマン見習いになっている。これはあだち充先生公認だと思いますので、ここから話を広げるのがスジでしょうね。まず南はそのまま優秀なフォトジャーナリストに。達也はメジャーリーグで活躍後、野球が盛んでないイタリアあたりでのんびりとプレー。それでもNo.1ピッチャーになっている。離れていても2人の心は通い合う、みたいな感じかな」
達也がイタリア娘と浮気しないことを祈ります!
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