防災ブック『東京防災』から学ぶ「今やるべき10のアクション」
「近代観測史上、聞いたことがない。今後の推移はわからないところがある」
これは「熊本地震」に対する気象庁の青木元・地震津波監視課長の言葉だ。14日夜に熊本県熊本地方でマグニチュード(M)6.5、最大震度7の地震が発生して命名したのち、16日に熊本地方でM7.3、阿蘇地方や大分県中部でM5.3~5.8の地震が起きた。M7.3は「阪神・淡路大震災」と同じ規模の大地震となった。
東京防災』では、すぐ実践できる防災アクションを紹介する項に「今やろう」マークがついている。このマークがついている項は優先的に確認し、必ず実践しておくのがよいだろう。ここでは、特に重要な「10の防災アクション」を紹介する。
・日常備蓄を始めよう
・非常用持ち出し袋を用意しよう
・大切な物をまとめておこう
・部屋の安全を確認しよう
・家具類の転倒防止をしよう
・耐震化チェックをしよう
・避難先を確認しよう
・家族会議を開こう
・災害情報サービスに登録しよう
・防火防災訓練に参加しよう
具体的に実践できる防災アクションについては、都民に配布された『東京防災』が東京都のWebサイトで無料公開されているので確認してほしい。
●東京防災|東京都防災ホームページ
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/
また、3月末からは電子書店でも無料配信されており、iBook Store、Kindleなどの電子書店からスマホやタブレットなどにダウンロードしておくと、ネット接続なしで読むことができる。いつ起きるかわからない非常事態のために、備えておくとよいだろう。なお、配信書店は下記の通り。
・iBook Store
・GALAPAGOS STORE
・Kindle
・楽天Kobo
・CDJAPAN
・セブンネットショッピング
・SonyReaderStore
・dブック
・Digital e-hon
・NEOWING
・ひかりTVブック
・ブックパス
・BookPlace
・BookLive!
・honto
・漫画全巻ドットコム
・Yahoo!ブックストア
・BOOKWALKER
明日は我が身、の気持ちで今からできる災害への対策を万全にしておきたい。
<取材・文/北村篤裕>
週末には、東京銀座にある熊本県のアンテナショップ「銀座熊本館」に長蛇の列ができた。熊本地震への義援金は列に並ばなくても受け付けているという。そして被災地への支援は当然のことながら、今わたしたちが考えなければならないのは、明日起こるかもしれない自分たちの地域での地震である。
東京都がまとめた防災ブック『ハッシュタグ