音声メモに残された100桁の数字は……円周率!?
音声メモに残された100桁の数字は……円周率!?
■林田守男さん(仮名・31歳) 無職
「思いついたアイデアは音声メモに」との指南は、巷のビジネス書にもよくあるが、現在、求職中の林田守男さん(仮名・31歳)の携帯の音声メモに保存されているのは――円周率。
「3.141592653589739……と、100桁まで自分の声で録音してあって、空いた時間に、自分の声を聞きながら、音読するんです。円周率を書いたメモを持ち歩くのも何ですし(笑)、携帯はいつでも身につけているので。それに、街角でブツブツ言っていても、電話でしゃべっているように見えるから、不審がられることもないんです」
最近、その100桁の円周率を覚え、林田さんが次にチャレンジしているのが漢字検定2級。「テキストで勉強して気づいたんですが、結局、間違える漢字って、いつも同じなんですよ。だから、音声メモに覚えられなかった漢字を自分で出題して、少し間を空けてヒントを入れていくんです。例えば、『褒美』なら、『なべぶたに……保つに……衣の下』っていう具合に。携帯に録音するとき、一度、自分なりにその漢字を解読しているわけだし、実際、次に書くときには、連想しながら思い出せるんですよ」
なるほど、ではあるが……他人が聞いたら、何かの暗号としか思わないだろうなあ。
※「携帯を落とした瞬間に爆破できる機能があればいいのに」という林田さん。電話帳登録されている消費者金融の番号を友達に見られた気まずい過去が
― あなたの[携帯の中身]見せてください!【4】 ―
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