更新日:2018年06月06日 20:14

ビットコイン投資 大図鑑16 アイオタ

 仮想通貨は日々増殖している。世界中で仮想通貨を発行して資金調達を行う「ICO」が実施されているためだ。一体、どのコインがさらなる成長余力を秘めているのか? 主要コインを徹底研究! IOTA

アイオタ(IOTA)

次世代ブロックチェーン技術をいち早く導入したIoT用トークン 公開日 ’16年7月 発行量上限 2700兆IOTA ’17年上昇率 430% 過去最高値 550円 直近価格 133円 ※直近価格は3月10日時点

マイナー要らずの決済方式 IoTの時代を見すえて誕生

 パソコンのみならず、家電、車などあらゆる“モノ”をインターネットで繋ぐ「IoT(Internet ofThings)」分野での利活用を目的に開発された仮想通貨。IoTの実現のためにはあらゆるデバイスに最適化し、ハッキングリスクを抑制し、かつ低コストであることが条件になるが、IOTAは「Tangle」という独自技術でこれらの課題をクリア。  このTangleはブロックチェーンに似た働きをする分散型台帳技術DAG(Directed Acyclic Graph=有向非巡回グラフ)を応用。簡単に言うと、ブロックチェーンが1つのブロックから1つの線が伸びて無数のブロックが数珠繋ぎになっているのに対して、DAGおよびTangleでは各ブロックから複数の線が伸びて複雑に絡み合っている形。細い糸を何重にもねじり合わせた構造なので、取引の処理能力が格段に高い。  さらにマイナー(採掘者)ではなく、取引を行う人が他の取引を承認する仕組みを採用。自分より前の取引を承認し、自分より後に取引をした人が自分の取引を承認するため、マイナーは不要。送金手数料を無料化することに成功している。 ●「IoT」を先見して開発された仮想通貨! ●ブロックチェーンと一線を画す独自技術を導入 ●取引者同士が承認するから手数料無料! ― メジャー仮想通貨大図鑑 ―
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