更新日:2018年06月06日 20:16

ビットコイン投資 大図鑑20 ナノ

 仮想通貨は日々増殖している。世界中で仮想通貨を発行して資金調達を行う「ICO」が実施されているためだ。一体、どのコインがさらなる成長余力を秘めているのか? 主要コインを徹底研究! NANO

ナノ(NANO・XRB)

ブロックチェーンに代わる新技術DAGで注目を集める仮想通貨 公開日 ’16年2月 発行量上限 1億3324万8290XRB ’17年上昇率 13万7455% 過去最高値 3610円 直近価格 790円 ※直近価格は3月10日時点

リブランディングから間もなくイタリアの取引所で大量流出

「RaiBlocks」という名称だったが’18年1月のリブランディング(ブランド再構築)により改称。直後の2月に、世界最大の取引量を誇る中国バイナンスに上場したことで、一気に注目が高まることに。その特徴は、IOTAなどと同様、ブロックチェーンに変わる新技術として注目を集める「DAG」を応用している点にある。  ブロックチェーンではブロックから1本の線が伸び、それが数珠繋ぎになるが、DAGでは1つのブロックから複数の線が伸び、複雑に絡み合う。糸を撚って太くしたような構造なので、トランザクション(取引データ)の処理能力を大幅に高め、承認までの時間を高速化することが可能。さらに、取引にかかる手数料は無料だ。  今後の利活用が期待されるナノだが、今年2月には思いがけない事件に巻き込まれている。イタリアの取引所BitGrailから211億円相当のナノが不正送金される事件が発生したのだ。取引所側のセキュリティの問題であり、ナノの技術的課題を突かれた事件ではない。が、以降のナノの価格は右肩下がり。直近では1月の高値からは4分の1の水準にある。 ●今年2月のリブランディング後に40%上昇! ●次世代ブロックチェーン技術で手数料無料 ●世界最大の取引所バイナンスで人気投票1位に ― メジャー仮想通貨大図鑑 ―
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