オセロ中島は「エナジーバンパイア」に精気を吸われた!?【後編】
4月6日刊行『「エナジーバンパイア」から身を守る方法』(扶桑社刊)の著者で、心理学博士・心理カウンセラーのDr.タツコ・マーティンによると、オセロの中島知子を襲ったエナジーバンパイアは、【前編】で紹介した中でも、極端な「自己優先バンパイア」であり、おそらく平気で嘘をける「嘘つきバンパイア」に加えてタチの悪い「生きる屍バンパイア」のミックス版と言えるようだ。実は、このタイプのバンパイアはカルト組織のリーダーに多いという。
「ライオンは獲物を攻撃する前、草むらに隠れて、病で弱っている鹿や、子鹿、年老いた鹿など弱い獲物を見極めます。そしてターゲットを決めたら、今度は一目散にその鹿に向かい餌食にするのです。それと同様、カルト組織のリーダーはまず、精神的に弱っている人間を本能的にかぎ出します。その意味では、もしかしたら中島さんは、何かかが原因ですでに精神的に弱っていたり、自信に欠けていたのかもしれませんね。そこを自称・霊能者に見破られたのでしょう」
次に、カルト組織のリーダーであるエナジーバンパイアは、そのターゲットの人間を自分に向けるために、何らかの手段でたくみに操り始めるという。
「中島さんの場合は、悩みに対して鑑定をしてあげたり、心の支えになるような一見優しいそぶりを見せて、自分の虜にしていったのだと思われます」(タツコ氏)
こうして、中島のエネルギーをすごい勢いで吸いとっていったエナジーバンパイアだが、さらにカルト組織のリーダーと共通する点があるという。それは、次の3つのことをして、相手を「生きる屍バンパイア」にしてしまうというのだ。
「1つ目は、被害者の生活を完全にコントロールするために、常に自分の目の届くそばに被害者を置くようにあります。2つ目はそこから逃げないように、被害者に外からのコンタクトを一切断たせるように導いていきます」(タツコ氏)
その証拠に、この自称・霊能者はオフィスや自宅に住み込み始め、中島に家族との連絡を一切絶たせていたとも聞く。こうして、他に頼る人がいなくなると、ますますこの自称・霊能者を唯一の信頼できる人として、すがりつくことになっていったのだろう。
「3つ目は、被害者を完全に孤立させ自分に頼らせるようにしたところで、徹底して洗脳し始めます。これは被害者が絶対に自分から逃げないようにするためであって、まさに自分のロボットにするのです。この自称・霊能者は中島さんを檻に入れておいて、好きなときに好きなだけおなかいっぱい彼女の精気を吸い、物質面ではお金を使わせ、それこそ中島さんを幽霊のような“生きる屍”のような存在にさせてしまったのでしょう」(タツコ氏)
これは決して他人事ではない! あなたも知らないうちに洗脳され、「生きる屍バンパイア」にならないように、エナジーバンパイアから身を守る方法を身につけるべし! <取材・文/梅木里佳(チア・アップ)>
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