大きなグランドピアノを弾いている若井友希。ショパンの「子犬のワルツ」を一心不乱に弾き続け、ふと時計を見て「すごい時間がたっててびっくり」と一言。カメラの存在を忘れ、没頭していたようだ。 「ピアノを弾き始めたら手が止まらなくなっちゃって（笑）。グランドピアノに触るのは、中学以来だったからテンション上がっちゃいました。東京に来てからはずっと電子ピアノだったので、鍵盤の硬さ、音の響きがすごく好みでした」 　3歳からピアノを始め、学校でも〝ピアノキャラ〞だったと過去を振り返る。 「幼稚園のピアノ教室に通い始めて、卒園後は近所のヤマハに週イチで通ってました。飽き性なので、1曲通して弾けるようになる前に飽きて、次の曲をやり始めるって感じで。先生もそれを許してくれてたので、最後まで弾いた曲ってあんまりないんです（笑） 　小学校では、集会や卒業式で全校生徒の前で伴奏して、中学校でも3年間合唱コンクールの伴奏を務めて。周りからはピアノを弾いてる人って印象だったと思います」 　今では音楽を生業とする彼女。ライブやＳＮＳでピアノやギターを披露することも。 「最近はギターをたくさん練習してるので、ピアノの腕も戻していかないと。ギターとピアノ、両方を弾き語りする人って少なくて、RADWIMPSの野田洋次郎さん、オフィシャル髭男dismの藤原聡さんとか。その2人と並べるのは恐れ多いけど、引き出しを増やしたいです」 　ボーカル、ギターと合わせて三刀流を目指すのだ。

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【若井友希】Yuki Wakai　’95年、岐阜県生まれ。加入前にストリートライブ経験があり特技はピアノ弾き語り。好きな曲は「ショパンの『子犬のワルツ』。撮影中もずっと弾いてた曲で、いかに速く弾けるかがポイントです」 撮影／尾藤能暢　ヘアメイク／菅原利沙　スタイリング／津野真吾(impiger)　衣装協力／BRAND SELECT　取材・文／森ユースケ