夏は海やバーベキュー、花火大会などのイベントが目白押し。まさに“出会いの季節”と呼べるだろう。付き合った相手と長続きすればなによりだが、“ひと夏の恋”で終わってしまうことも……。 　都内の美容メーカーに勤務する橋本莉子さん（仮名・29歳）は昨年の夏、友人とのバーベキューを通じ、広告代理店に勤めるトモヤさん（仮名）と出会った。 「コロナの規制が少し落ち着いた頃だったので、近場で友人たちとバーベキューを開催したんです。トモヤは私の男友達が連れてきたのですが、三浦翔平似のイケメン。私のタイプだったんです」 　“肉食系”を自認する莉子さんは、すぐにトモヤさんにアプローチをかけた。バーベキューは盛り上がり、2人の距離が縮まるまでそう時間はかからなかった。 「3回目のデートで私から告白して付き合うことになりました。しかし、トモヤは埼玉県の実家に住んでいて、私の家からは遠くてそんなしょっちゅうは会えなかったんです。 　わざわざ電車に乗って行くのも面倒なので、『私の家に住んでみたら？』と提案しました。トモヤも都内まで出社するのに不便を感じていたようで『一緒に住みたい』と言ってくれたんです」