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高校の“いじめっ子”と社会人サークルで再会…「大人になっても横暴なまま」だった男の末路

 ターゲットにされてしまうと日々の生活が一気に地獄へと変わってしまういじめ。学校では、最近まで親しかったはずの友人がいじめっ子に豹変するケースも珍しくない。  食品卸売会社に勤める大窪聖人さん(仮名・28歳)も高校2年の時、同じクラスになった中学時代からの友人にいじめられた経験を持つ。クラスカースト上位の連中と一緒になってからかってくるようになり、昼休みには購買にパシリに行かされていた。

友達だったはずなのに……中学時代の思い出を否定されてしまった

いじめっ子

※画像はイメージです。以下同

「暴力はなかったけど、毎日のようにイジってくるのが本当に辛かった。最初のうちは言い返すも強い口調で恫喝してくるので怖くて受け入れるしかなかったんです。  一度、友達なのに何でそんなことするんだよ、って聞いたことがありましたが、『冗談だろ? お前のこと友達と思ったことなんかねーよ』って。中学のころは互いの家に遊びに行くほど仲がよかったからあの一言は涙が出るほどショックでした」  進学校ではなかったが、元友人は県外の大学に進学。一方の大窪さんは実家の経済的な事情もあって就職を選んだ。この決断についても「進学しないって人生負け犬確定だな」など心無い言葉を浴びせられてしまう。

フットサルサークルでいじめっ子と再会

「ただ、奴は地元を離れるので会う機会もないと思い、それがせめてもの救いでした。でも、高校卒業から4年数か月が経ったある日、再会してしまったんです」  それは就職後に趣味で参加していた地元の社会人フットサルサークルでのこと。新メンバーとして入ったのが大学卒業後に地元に戻ってきた元友人だったのだ。 「奴の前で弱みを見せたくなかったので平静を装っていましたが、実は動悸が止まりませんでした。  みんなの前で『山岸とは中学高校の同級生なんですよ』とか爽やかそうに言うのに、挨拶後には自分の耳元で『まさかお前もいたとは思わなかったよ。これで楽しみが増えたわ』って。高校時代の嫌な奴のままでした」
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フットサルの練習中、自分だけにラフプレーをしてくる元友人
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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