更新日:2012年04月13日 18:59

『狸女』とタトゥーを入れた外国人女性 その真意は?

KANJIブームのトンだカンチガイ
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 まず多いのが漢字自体の間違い。タトゥーの場合、字が左右反転してしまったりするのはよくあるが、「サンフランシスコですれ違ったおじさん。肩に何かタトゥーを入れていたが、一画一画がグチャグチャでかろうじて『愛』だとわかった」(25歳・女)と漢字のバランスはやはり難しいよう。また、「カナダで会った、肩に『自田』と彫ってある細マッチョな白人。『自由』と書きたかったんだろうけど、『由』の真ん中が出ずに『田』に」(32歳・男)なんて話も。  ま、雰囲気が合ってれば、問題なし!? しかし、正しく書けていても、意味を取り違えるとビミョーさはアップ。ブリトニー・スピアーズが「ミステリアス」の意味で腰に「変」を、NBAの選手が、「魔鳥楠」(マトリックス)とか「血腸」とか、「勉族」といったタトゥーを入れている話は有名だが、そればかりではない。 「腕に『狸女』とタトゥーを入れた女性。フォックスレディ(=美しい女性)と入れたかったのかもしれないが……だったら、せめて『狐女』では?」(34歳・女)、「シドニーで、漢字のシルバーアクセサリーをたくさん見た。でも『幸』『愛』などに交じって、『酷』という字があってビックリ。意味を尋ねると、『COOLって意味でしょ?』と言われた。冷酷→冷たい→COOL?」など、苦笑せずにおれない目撃談も聞かれ、言葉の壁はやはり高いよう。  それを思えば、「会社に『鰻』というTシャツを着てきたキアヌ・リーヴス似のイケメン。その日から、陰で『うなぎ』と呼ばれている」(41歳・女)のはご愛嬌。しかし、周囲は大爆笑ながら、本人は笑うどころか、泣くにも泣けない意味の取り違えもある。 「スペイン人の友達が、『見た目がかっこいいから』と腕に漢字のタトゥーを入れた。でも中国に旅行中、クスクス笑われるので理由を聞いたら、『Pig』と言われたんだとか。そう、彼が入れたのは『豚』の1文字」(32歳・男)  誰か教えてやれよ! と思うが、誰が教えたんだよ! とツッコみたくなるのが、KANJIアイテムを多く扱うショッピングサイト「CAFE PRESS」で出品されている「過労死」のフンドシ。ちなみに、このサイトでは「婿養子」の缶バッジも販売中。そのほか、「プーケットで、右腕に『刺青』、左腕に『痛い』というタトゥーを入れた人を目撃した」(30歳・男)、「渋谷の道玄坂で信号待ちをしていたとき。隣に立った外国人を見るとその腕には、『不景気』の3文字」(38歳・女)なんて、KANJIにまつわるジョークのようなホントの話は少なくないのだ。  で、最後に、YouTubeにアップされている「Japanese Kanji Tattoo Joke」をご紹介。  東南アジアの小さな島の女のコが、島に遊びに来た日本人に「神」って漢字でどう書くの? と聞いた。彼女は宗教心が強く「神」とタトゥーを入れたかったのだ。そして、教えてもらったとおりにタトゥーを入れ……彼女の体に彫られた文字は……「矢沢」だった。いくらKANJIブームとはいえ、このジョークがわかる外国人、いるのだろうか? ― 海外[漢字ブーム]の凄いバカっぷり【2】 ―
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