OLが貯金のために始めたアングラな副業とは
通信系一般事務+乱交パーティー受付ほか
【case.1】バイト先が次々と摘発されて窮地に
神田花子さん(仮名・24歳)
女子大生時代にランパブでのバイト経験があり、裏バイトへの抵抗感も少なく、現在さまざまな怪しい副業を掛け持ち。本社が地方のため「会社の人にはバレない」と楽観的だ
主:月収15万2000円
副:月収15万円
バイト時間:約150時間
九州に本社を置く通信系の会社で一般事務として働く花子さんは、ダブルワーク歴2年。
「会社での私の仕事といえば、お茶汲みやコピー、荷物の発送くらい。給料はなかなか上がりそうもないし、家に帰っても体力があり余って仕方なかったので、入社してすぐ、新宿ゴールデン街でバーテンダーとのダブルワークを始めました。暇だとお金を使っちゃいそうで、だったらその時間も働いて、稼いだほうがいいなって」
ゴールデン街でバーテンダーを始めると、ヌード撮影会のADや出会い部屋のサクラなど、次々と怪しいバイト話が舞い込んでくるようになったという。
「ゴールデン街という土地柄なのかわかりませんが、エロ業界のお客さんが多いんです。その客の一人に足がキレイだと褒められて、足フェチ向けAVのモデルをしたこともあります。最初はストッキングをはくだけの撮影だったんですが、徐々にエスカレートしていって素足で男優の顔を踏んだり、足でシゴいたり。30分もかからなかったんですが、バイト代として2万円をもらいました」
男性のオナニーを見て1万円をもらうことも
足フェチモデルを皮切りに、怪しいバイトには積極的に応募。バーテンダーとのダブルワークどころか、最大で4つほど掛け持ちしたこともあるという。中でも好条件だったのが、乱交パーティの受付と、出会い部屋のサクラだ。
「乱交パーティでは、会場となる高級マンションの一室で荷物を預かり、入場料をもらう受付業務を担当しています。ほかに、客の要望に応じて、飲み物やタオルの用意、客が帰ったあとの簡単な掃除もします。それで、時給2500円。仕事は楽だけど、暗い小部屋で喘ぎ声をひたすら聞くっていう、暇との戦いがツラいですね(笑)」
また、出会い部屋のサクラバイトはというと、マンションの一室をパーティションで区切った小部屋で待機。お金を払って入ってきた男性とトークするというもの。
「女性は部屋で待機しているだけで5000円が保証され、部屋で男性の相手をする時間が長ければ長いほど稼げるんです。ほかの女のコは手や口でヌイて3万円とかやっているんだけど、私は基本的にトークだけ。まあ、オナニーを見てほしいと言われたら、1万円はもらうようにしています。売春は絶対に嫌だけど、それ以外なら大抵のことは平気ですね」
ほかにも、赤坂の会員制クラブやヌード撮影会のAD兼モデルなど。さまざまなバイトをこなし、貯金額は24歳にしてなんと350万円に達したという。
「一緒に住んでいる母親が病気がちで、父親もいないからOLの給料だけではやっていけない。今は将来が不安なのでとにかく少しでも多く、お金を貯めたい。だから、ギャラをもらったらすぐにコンビニのATMに行って入金。通帳を眺めて、増えていく貯金額を確認しているときが一番幸せですね」
親のためにけなげにダブルワーク生活を送り、少しでも多くのバイト代を稼ごうと努力する花子さん。だか、その思いとは裏腹に今回の取材中、2つもバイト先を失うことになってしまった。
「実は先週、乱交パーティと出会い部屋が摘発されちゃって……。また、割のいいバイトを探さなきゃいけないんですよ」
売春以外なら何でもOK。そんな花子さんのダブルワーク生活は当分続きそうだ。
― 20代OL[(裏)ダブルワーク]の実態【2】 ―
ハッシュタグ