サイコな人々の「3タイプ」を見極めて距離を取っていくべし
―[友人がサイコ化!そのとき私は…]―
これまで、サイコな友人によるさまざまな被害報告を見てきたが、「いずれのパターンにも言えることは、とにかく早期発見&早期撤退。友達や同僚だから、強く言えない……といつまでもズルズル付き合っていると、人生を棒に振る危険もあります。」と警鐘を鳴らすのは、今回監修を依頼したへるどくたークラレ氏だ。
「アメリカ精神医学会によれば、人は20歳までは性格を変えることが可能ですが、25歳までにはパーソナリティが完成されてしまうので、それ以降はほぼ治らない。サイコな言動を取る人々に対して、”いつか変わってくれるかもしれない”と辛抱強く接するのは、無駄な努力なのです」
サイコな人々には、大きく分けてA~Cの3タイプがあるという。
「Aはムッツリ型。天動説のように世界の中心に自分がいて、”思い通りにいかないのは、社会(周囲)が悪いからだ”と、突然キレるタイプです。近寄りがたい雰囲気が漂っているので、日頃から距離を保っておけば、被害に巻き込まれる危険性はさほど多くないかもしれません。問題なのはBの構ってちゃん型。人にちやほやされるために手段を選ばず、とにかく周囲を巻き込んで迷惑をかけるタイプなので、もっとも警戒が必要です。そしてCは責任逃れ型。自分に自信がなく、嘘や妄想が含まれた友達自慢をしてくる、自己の弱いタイプです。対処法としては、Cタイプは思い切ってツッパねてしまうのが有効なのですが、AやBの場合は逆上して、過激な行動に走るという不安要素が残るため、じわりじわりと、畳の目を数えるように距離を置くこと。メールなら3通に1回、5通に1回と、返信の頻度を少なくしていく。また、全タイプ共通の対策として、住所や彼女など、プライベートな情報は絶対に伝えないでください」
サイコ化した友人に対しては、とにかく嫌われすぎず、空気のような存在になることが、我々が打ちうる唯一の手段のようである。
【サイコな人々3パターン】
A:ムッツリ型
勝手なルールで生きる。何をしでかすかわからない狂気を宿しているが、
ひと目で近寄りがたい雰囲気を持っており、見分けやすい
B:構ってちゃん型
周りにちやほやされるのが大好き。サイコな人々のなかでも圧倒的に多く、
気づかないうちに甚大な迷惑を被るので最も注意を要する
C:責任逃れ型
いわゆる”任せられない人”といわれる人に多い。
一見責任感があるようで、仕事を平気でトンズラしたりすることも
【監修者 ヘルドクターくられ氏】
マッドサイエンス集団「薬理凶室」主宰。大きな口では語られない科学の裏分野に造詣が深い。13万部を突破した「アリエナイ理科ノ教科書」シリーズの続編を『ラジオライフ』で連載
取材・文・撮影/SPA!「サイコな友人」対策委員会
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