意外と稼げる資格は「電気工事士」
週刊SPA!6/26発売号ではこのほかにも「意外と稼げる資格」を特集している。手に職を!と願うサラリーマン諸氏はぜひ参考にしてほしい。 <取材・文/佐藤留美>
「意外と稼げる資格はないものか?」と調べるうちにたどり着いた「電気工事士」という資格。その実力を、昨年電気工事士2級を取得し、某スポーツクラブで施設の管理を手掛ける柳沼浩一氏(31歳・仮名)に聞いた。
「介護士から電気工事士に転職して、年収が50万円増えました」。柳沼氏はハウスメーカーの営業、介護士を経て現職に。ハウスメーカー時代に住宅の配線を手掛ける電気工事士と仕事をする機会があり、手堅い収入を得ていたのを思い出し「コレだ」と思い立ったという。
「一応理系だったので、5~6万円の通信教育で2~3か月間、毎日1~2時間の勉強で筆記試験はOKでした。実地試験も、パターンが決まっているので、そんなに難しくはありません」
柳沼氏も、一発合格だったと言う。資格取得後の転職状況は?
「一番給料が高いのは、大手家電量販店の嘱託として、歩合制のエアコンの取り付けをやること。30キロ近い室外機を運ぶのは重労働ですが、年収800万円超もザラです。あとは、電気接続会社でビルや住宅の配線工事をやるか、メーカーで工場ラインの保守をやるか、僕のようにビル管理をやるかですね」
ビル管理の仕事は数年前までは、第2種電気工事士、2級ボイラー技士試験合格、危険物取扱者乙種第四類の“3点セット”がなければ難しいと言われたが、「最近はビルにボイラーがなくなってきているから、2種さえあればOK」なんだとか。
実際、柳沼氏の同僚には、営業マンを定年後、電気2種を取得した62歳のオジサンなどもいる。年収800万円も夢ではないうえに、資格を取れば定年後の60代でもビル管理の仕事を続けられるのは、難易度に比して相当オイシイかも!?
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