自分が評価される場所で勝負すれば既婚者でもモテる
―[なぜかモテる既婚者の秘密]―
何でコイツが? “なぜか”モテる既婚男【実例集】
●まずは市場を知れ
“経験豊富”マジックで、世間知らずのU25を狙い撃ち
清水正志さん(仮名)・44歳・ライター
池上彰に少し髪を増やしたようないでたちで、典型的なしょぼくれた40男といった風情のライター・清水さん。だが、今の彼女は何と22歳!
「僕は44歳だから、ちょうどダブルスコア(笑)。不安定な職業だし、見た目も冴えない……でも、探せば自分が評価される場所はあります」
それが、出版関係者が集まる同業者同士の交流飲み会なのだとか。
「大手の出版社で働いている女性は、三文ライターなんて相手にしません。狙い目なのは、”ライター志望”や、”出版に興味がある女子大生”。世間知らずなので、値踏みされる心配もない。こんな雑誌で仕事してるよ、と有名雑誌を挙げとけばOK。あとは、就職の相談に乗る、いろいろ紹介すると言って飲みに誘い出します」
行くのは大概下町の立ち飲み屋。
「高くないけど味のある店に連れていって、『取材で行ったんだ』とか、『作家の○○さんもよく来るよ』などと付け加えるのがポイント。
で、酒が回ってきたら徐々に口説きモードに。既婚者ということに相手が臆しても、『ライターになりたいなら、とにかくいろんな経験をしておくことが大事だよ』と押し切ります」
随分と古典的な手口だが……。
「だからこそ、その手で狙える相手に絞る。カネがないからHはいつもラブホですが、都築響一がラブホを撮りためた本の話をして『ラブホは日本の文化』と言い張ってます。仕方なくラブホ、ではなく、あえてのラブホなんだと(笑)」
相手は限られるが確度は高い!
【格言】
自分が評価される場所を探してそこだけで勝負
ウニの牛肉巻きは鉄板メニュー。
一見豪華だが、立ち飲み屋なので会計は2人で7000円程度
イラスト/森 宏
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