クラブ音楽好きのおっさんが地下アイドルにハマった理由
1/29発売の週刊SPA!「地下アイドルにハマるオヤジ急増の怪」では、それまでアイドルとは無縁の生活をしてきた「おっさん」が、アイドル、しかも地下アイドルになぜ急速にハマったかをハマった当人の証言を元に検証している。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
地下アイドルにハマった理由に「音楽」を挙げる人は多い。最近、地下アイドルにハマったという寺剛さんもそんなオッサンの一人だ。
「もともとはトランスなどクラブミュージックが好きで、週4回はクラブに通うほどでした。正直、アイドルミュージックはカラオケに迎合した駄作だと決めつけていたんです。でも、イベントに行ってみると、実際は違った。地下アイドルでも、クォリティの高い音楽が聴けることがわかり、それ以来、ハマってしまいましたね」
30代後半となり、体力的にもクラブ通いが仕事に支障をきたし始めていた頃。渡りに船とばかりに、遊び場をクラブから地下アイドルイベントへと移行していったという。
「音楽がきっかけでハマりましたが、それだけでは長続きしなかったと思います。僕が思う地下アイドルの魅力は音楽、ライブ、可愛らしさが作り出す非現実的な空間だと思うんです。それらが欠けているグループもたくさん地下アイドル界には存在しますが、何度も足を運ぶと、素晴らしい才能を持ったグループに出会える。そうしたダイヤの原石を探して応援していくのも楽しみの一つですね」
しかし、地下アイドルにハマったことへの葛藤はそう簡単に払拭できない。寺さんは、今でも自問自答の日々を送っている。
「一般の人からすると、アイドルファンは“社会性がない”というイメージがあり、以前の僕もそう思っていました。だから、公表するのは勇気が要りますね。それに地下アイドルの多くは中高生だったりするので、『自分はロリコンなんじゃないか』と今でも思い悩んでいます。ドン引きされるのがわかっているので、かつてのクラブ仲間には今でも言えません」
そんな寺さんイチ押しの地下アイドルは「虹色スイッチ」なるグループ。推メンは「なちゅ……遥川なつきです」と嬉しそうに話す。
「彼女と話すためには、CDを買わないといけないんですが、もう全部揃っているんですよね。同じCDを購入するのは音楽好きとして、許されない行為。でも、もう買わざるを得ません!」
アイドルヲタになってしまった寺さんの葛藤が尽きることはない。
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