【毎月3万円から】定年までに5000万円つくれるマネー術とは?
少子高齢化や巨額の財政赤字などで先行き不透明な日本経済。追い打ちをかけるように起こった大震災によって、この国の将来は五里霧中……。こんななか、我々はどうやって不安な将来に備えればいいのか?
まずやっておきたいのは、個人資産のリスクを国の経済的なリスクから切り離すこと。万一、日本経済が破たんに追い込まれても、資産を国内にとどめていなければ、ダメージは限定的になる。そのために必要なのは、世界中に分散投資すること。仮に先進国がダメでも新興国が、株がダメでも債権が、リスクをヘッジしてくれるのだ。
では、どうすれば分散投資ができるのか。個人で海外の株式や債券に直接投資するのはかなり難しいが、それを簡単にやってくれるのが投資信託。投資信託なら大手ネット証券で手軽に購入することができる。また、1,000円から購入可能で日本や海外の債券、株式に投資可能だ。さらに、定額積立をするように、毎月一定額を購入することもできる。
フィナンシャル・プランナーのカン・チュンド氏は「35歳の方が毎月3万円、ボーナス時15万円×2回、30年積立を続ければ、定年までに資産を5,000万円ほどにすることも可能です」という。過去のデータに照らし合わせると、年5.5%程度のリターンが期待できるそうだ。カン氏に教えてもらった投信の基本的なルールは以下のとおり。
<積立投信の基本ルール>
1. 毎月コツコツ積み立てる
2. 10年単位の長期で運用する
3. 国内外の株式、債券に分散投資
4. 年に1回、リバランスする
5. ノーロード投信をセレクト
このルールに従って毎月コツコツ積立投信を購入すれば、将来の不安を低減できるかも。
発売中のSPA!8/16・23合併号「これで鉄板![マネーを増やす/守る]新作法」では、カン氏おすすめのポートフォリオのつくり方などのほかに、なけなしの資産を増やす方法を研究してみた。老後の生活を安楽なものにしたいと思う人は、ぜひご一読いただきたい。
イラスト/子原こう 文/週刊SPA!編集部
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