更新日:2013年03月06日 09:07
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【中古物件のリノベーション】元・焼肉店の住み心地は?

 住宅購入の際、スペックの高い新築にするか、価格が手頃で立地の良い中古にするか、迷うところだ。中古物件をリノベーションした住宅の住み心地は?  京都市在住のFさん夫妻(夫34歳 妻32歳)が住む家は元・焼肉店。「ニオイとかアブラとか、大丈夫なの?」と心配する人もいるだろう。しかしリノベーションによってご覧の通り明るく暮らしやすい空間に大変身、にわかには元・焼肉店とは信じ難いだろう。  Fさん夫妻が2年前に購入した中古物件はまさに商店街の焼肉屋さん。大きな煙突が存在感を主張し、内部も焼肉の香りが漂ってきそうなくらい傷みや汚れがひどい状況で、価格が予算内でもなかなか手が出しにくい物件。ただし、中に入ると表通りと反対側の眺めは緑が豊かでバツグンに開放的だった。  Fさん夫妻は「京都市内で、通勤に便利な駅近物件」という条件で何件か内覧したが、どれも決め手に欠けていた。そんなときに出会ったのが、元・焼肉店だったという店舗付き3階建て住宅。外観も内観もまさにザ・焼肉店そのもので、使用状態もあまりよくなかったが、「3階+屋上もあったので、贅沢に使えそう」(夫)と、まず広さに惹かれた。また鉄骨造なので取り除けない柱や壁がなく、自分好みにリノベーションしやすいということがわかり、2450万円で購入。3フロア合わせた延床面積が152m2でこの価格は、京都市内でもかなり割安だ。 ⇒【写真】リノベーション前 https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=398008  リノベーションでは厨房と客席だった1階に駐車場と玄関、和室を設け、客席兼住宅だった2階はワンフロアの開放的なLDKにするなど、用途も内装もガラリと変えて、暮らしやすくおしゃれに生まれ変わった。 ⇒【写真】リノベーション後 https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=398010  不動産・リノベーション業者の間では常識だが、どんなにボロボロで汚い建物でも、構造さえしっかりしていれば、中はいくらでもキレイに変えることができる。できるだけ安く、立地の良い場所にマイホームをゲットしたいなら、こんな方法も大いにアリ、なのだ。こうしたFさんのお宅以外にも、手頃な価格で中古物件を購入して快適にリノベーションした実例は、『リライフプラスvol.10』で紹介中だ。 ●リライフプラス編集部ブログ:http://blog.livedoor.jp/relifekk/ 取材・文/リライフプラス編集部 撮影/山田耕司(本誌) 取材協力/リボーンキューブ http://www.reborn.cc/
リライフプラス vol.10

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