もう店頭では出会えない…なつかしの絶版文房具
近年、デザインや効率・機能がますます多様化している文房具。そんななか、もう店頭では出会えない“絶版文房具”というものも存在する。そこで今回、大の文房具好き&事務効率化のプロであるオダギリ展子先生になつかしの絶版文房具を紹介してもらった。ちなみにこちら、全てオダギリ先生の私物とのこと。
◆BOXYシリーズ 水性ボールペン キャップ式
(三菱鉛筆株式会社)
⇒【画像】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=404960
1983年発売。クリップ上部の飾りが、インクの色を表していました。当時一本100円。2008年まで25年間のロングラン商品なので、みんな一度はお世話になったハズ。
◆セルロイドの赤い筆入れ
(パイロット)
⇒【画像】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=404962
大正生まれの私の伯母から譲り受けたもの。メーカーでも資料は残っておらず、いつのものか不明。セルロイド製なら昭和30~40年頃のものではないか? とのこと。
◆Bunny & Mattyのミニステープラ
(サンリオ)
⇒【画像】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=404973
1976年8月にハローキティのものと同時に発売されたステープラ。身近なものと大好きなキャラクターがひとつになった興奮は、今も忘れられません。
◆マップマーカー
(マービー)
⇒【画像】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=404976
地図に印をつけるマーカーとして販売されていた。1週間ぐらいたつとインクが消えるという便利な商品。1995年~2001年頃に販売されていたそうで当時500円。
◆ステープラ針の空箱
(マックス株式会社)
⇒【画像】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=405006
昔のマックス針の空箱をずっと保管してました。グリーンが定着したのは50年以上も前のことだとか。このデザインは、1974年~1989年のもので発売当時は1箱30円。
こうしてみるとマップマーカーなどは、カーナビや地図アプリの普及が一般的でなかったからこそ重宝されていたわけで、時代の流れを感じずにはいられない。そう考えると、最近の文房具は“こすって消せるボールペン”や“消しゴムと修正テープがひとつになった”など、子供の頃に想像していたようなものが現実化されており、アナログなのになんだが“未来”を感じてしまう。
そんな見ているだけでも面白い最新の文房具事情は『文房具屋さん大賞2013』(扶桑社刊)をチェックされたし。ちょうど新生活が始まったばかりなので、仕事や勉強の効率が上がる逸品を見つけてみてはいかがだろう。
【オダギリ展子先生】
事務効率化コンサルタント。特許および貿易事務の業務に携わり、事務事業のリスクヘッジや効率化のノウハウを身につける。その経験から、文房具の職場での活用法も含め、多岐にわたる業務効率アップの画期的なアイデアをあみだし、その結果、月100時間を超える残業をゼロにしたなどの経験を持つ。著書に『最強のデスクワーク術』(PHP研究所)など。http://www.office-jimu.com/
【文房具屋さん大賞2013】(扶桑社刊)
“文房具のプロ”である売り場の店員さんを審査員として迎え、彼らが「自腹でも買いたい!」という文具を厳正に審査し、最高の逸品を決定! 「大賞」「新人賞」、そして書く・消す・切る・貼るなどの「部門賞」を発表する。誰よりも真剣に文房具と向き合う「文房具屋さん」が認めたアイテムとはいったい?
『文房具屋さん大賞2013』 有名文房具店の売り場の目利きが『自腹でも買いたい!』のはコレだ |
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