学食は「ひとり飯」の隠れた穴場?
―[俺流『孤独のグルメ』珠玉の32品]―
ドラマ版Season3も好調な『孤独のグルメ』。週刊SPA!にて不定期連載中の人気マンガ(原作/久住昌之・作画/谷口ジロー)が原作となっているのだが、この作品、男が一人、飯を喰うだけ。ただそれだけなのに、なぜ心を奪われるのか。そして、一人で食べる食事の哲学とはいったいどこにあるのか。各々が持つ『孤独のグルメ』を熱く語る!
◆進化を続ける学食は「ひとり飯」の隠れた穴場
週刊SPA!8/27号に掲載された『孤独のグルメ』最新話(※こちら参照 https://nikkan-spa.jp/493177)では、五郎は東京大学で「ひとり飯」を満喫していたが、大人が一人で楽しむことができる学食はなにも東大だけではない。
「一昔前まで学食は、“安かろう悪かろう”というイメージ。しかしここ数年で、レベルは大きく上がり、ひとり飯のスポットとしても穴場です」と語る学食研究家の唐沢明氏にその魅力と誰でも入れるお勧めの学食を聞いた。
「どの大学も、少子化のなかで学生を集めるのに必死なのです。今やパスタやスイーツなど、女のコ受けするメニューがあるのは当たり前。プリンスホテルと提携した大正大学のように、ホテルやレストランとコラボして本格的な料理を出す大学も出るなど、安価なまま味が向上しています」
そんな学食の魅力とは?
「まずは、味と値段と量。ワンコインでこんなに満足できるところはそうありません。あと周りが学生なので、気持ちが若返ります(笑)。憧れの大学の学食で学生気分を味わえるのも楽しいですよ」
学食といっても、女子大と一部の国立以外は、基本的に一般人が入ってもOK。
「ただ、学食はあくまでも学生のための場所。混んでいる昼休みの時間帯は避ける、あまり長居しないなど、大人としてのマナーは最低限守りましょう」
社会人にとって学食はアウェーの場所。その非日常的なアウェー感を存分に楽しむのがコツだ。
◆学食研究家・唐沢氏が選ぶひとり飯に最適な学食ベスト10
・青山学院大学(渋谷区)
味やメニュー数、スピード、価格など、マイナス要因が一切なく圧倒的な1位。立地の良さも魅力で学外の利用者も多い。和定食「西郊の森」などの日替わりメニューがお勧め
⇒【画像】はコチラhttps://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496738 ・東洋大学(文京区) 人気はインド人シェフが作る本格的カレー。厨房にはタンドール窯まで設置されている。「カレーセット」は2種類のカレーにナン、サラダ、デザート、ラッシーまで付いて500円 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496747 ・中央大学(八王子市) 周辺に何もない多摩キャンパスでは、ヒルトップと呼ばれる4階建ての建物がすべて学食。讃岐うどんにミートソースをかけた「さぬきミート」は、その意外な組み合わせが人気を集める ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496739 ・明治大学(千代田区) 17階からの眺望を楽しめる、駿河台キャンパス・リバティタワー内の学食。和洋中なんでも揃っているが、お勧めは「チキンカレー」。午前中は、社会人の利用者で混雑することも ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496742 ・立教大学(豊島区) 東京都の歴史的建造物にも指定されている第一食堂は、レトロな趣。長嶋茂雄も食べていた「カツ丼」は今も人気を集める。最近では、ロコモコ丼など今どきのメニューも増えている ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496743 ・國學院大学(渋谷区) 建て替えを行いイメージを一新した校舎には、3つの学食が。お勧めは麺メニュー。香川県から材料を取り寄せた讃岐うどんで作る「おろしぶっかけ」など本場の味が楽しめる ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496740 ・国士舘大学(世田谷区) 世田谷キャンパスのスカイラウンジは山本寛斎氏がデザイン監修。夜は飲酒もできるため、人気の「韓国風お好み焼き」をはじめ、つまみ系メニューが居酒屋顔負けの品揃えになっている ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496741 ・東京大学(目黒区) 五郎が訪れたのは本郷だったが、お勧めは駒場キャンパスの「ルヴェ・ソン・ヴェール」。学食とは思えない豪華な雰囲気で、本格的なフレンチが楽しめる。「日替わりランチ」は800円 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496745 ・東京農業大学(世田谷区) 農大らしく、自分たちで作っている米や野菜を材料とした安心・安全な食事が売り。「肉とろろ丼」などのヘルシーなメニューも充実。近隣住民が気軽に食べに来ることも多いという ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496746 ・大正大学(豊島区) プリンスホテルの運営する鴨台食堂は、カレーが800円と学食としては高めだが、ホテルレベルの味と思えば十分お得。以前からある学食ではボリューム満点の「T-ランチ」が人気 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=496744 【唐沢 明氏】 学食研究家・大学講師。写真(https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=507419)は青山学院大学の日替わり定食「表参道」。おかず3品にハヤシライスと味噌汁が付いてわずか400円という安さ ― 俺流『孤独のグルメ』【1】 ―
『孤独のグルメ』 腹減り注意! |
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