アップ?ダウン?有名企業の給与や福利厚生はどうなっている?
週刊SPA!6月17日発売号では「平均40.6歳の給与明細(秘)公開」という特集を組み、有名企業100社のサラリーマン100人の給料の実態を調査している。本企画の調査では平均年収は737万円。あなたは平均より上か下か幸福か不幸か、本特集で確かめていただきたい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
昨年、強引なリストラがメディアで話題となった日本IBM。リストラばかり取りざたされるが、給与や福利厚生はどうなのか。
「最高8万円だった住宅費の補助がまったく無くなりました。その一部が本給に組み込まれているので、結果的に下がったという人も中にはいます。それから、3年くらい前には社員食堂の業者を1社に減らしたのでメニューがしょぼくなったし、健康診断も採血すらせず、身体測定しかしない。会社にとって自分の存在は何なのか、時々、悲しくなりますよ」と語るのは、榊原和行さん(仮名・アラフォー・管理職)だ。
共働きで、妻と2人の子ども、マンションのローンを抱え、自身の年収は850万円。生活するうえではかなり裕福なはずでは?
「昇給するためには昇進するしか道はない。でも、そのためには小論文を書かないといけないんですよ。大学入試じゃあるまいし、ヤル気がでないんですよね」
今やブラック企業としてすっかり有名になってしまったが、榊原さんは「それも仕方ない」と半ば自嘲気味に話す。
「雑誌などで書かれていることはほぼ事実です。僕の同期もある日突然、会議室に呼び出され、『明日辞めてくれ』と違法レベルの解雇をされた。唯一の救いは、使えない人材から切られているので、最終的にはホワイト企業になるはず。今が痛みの時期なのでしょう」
リストラの恐怖か、それとも高給か。でも、それだけもらってればそれくらいはいいのでは!?
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