持っておくと差がつく「サラリーマンの資格&技能」
「いま一番のおすすめ技能は『インフォグラフィックスの作成スキル』ですね」と語るのは、ビジネスジャーナリストの佐藤留美氏。
「インフォグラフィックスとは、数年前から話題の情報やデータをビジュアル化する表現スキル。広告、宣伝、マスコミ業界の人をはじめ、プレゼンなどにも非常に有効です。今後、資料作りの際、パワーポイントなどがこのインフォグラフィックスに置き換わる可能性も大。これからの時代、身につけておくと差をつけられるはず」
デザイナー的スキルが必要なので、ゼロから作るのは大変だが、テンプレート素材もネットにあるので、まずはそちらでどんなものか確かめてみるといいだろう。
「また、既存の資格のなかで“まだ使える”のが、産業カウンセラー。現在、ハローワークなどで正規職員を減らして、こうした資格保有者を拡充しています。さらにこれがあると人事部などに転職しやすいという長所も。あとは、今後タワーマンションなどの不動産登記の一括受注が増えそうな司法書士もまだ需要が残っています」
さらに国際派を目指す人に知ってほしいのが次の技能だ。
「以前は主流だったTOEICは、肝心の会話力が向上しないとやや衰退気味。それよりは国際的に認知度が高いTOEFLのほうが使えます。また、近年海外では日本以外のアジア人寿司職人が増え、日本人が握る寿司に付加価値がある。『すしアカデミー』などで最短8週間で技術習得もできるので、海外移住を考える人は寿司職人技能を持っていると困らないですね」
【佐藤氏オススメ資格・技能】
・インフォグラフィックスが使える
難易度★★★★☆/リターン★★★★★
・産業カウンセラー
難易度★★★★☆/リターン★★★☆☆
・司法書士
難易度★★★★☆/リターン★★☆☆☆
・TOEFL
難易度★★★★☆/リターン★★★★☆
・海外で寿司職人
難易度★☆☆☆☆/リターン★★★★★
週刊SPA!10/7発売号では「本当に使える[資格&技能]BEST20」という特集を組んでいるので、ほかにも「使える資格」を知りたい方はぜひ参考にしてほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/森宏>
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