ベビーカーは10万円以上! 高級ベビー用品が売れる理由
妖怪ウォッチが人気だが、それらの対象よりさらに低年齢の子供たちの周辺でも、お金が活発に動いている。東京・代官山のベビー用品店「blossom39」の社長にご当地の活況を聞いた。
「いま代官山のベビー用品店は20~30軒くらい。老舗のアプリカもアンテナショップを出してますし、この街に来ればフランスの超高級ブランドの『ボンポワン』をはじめ、アッパーブランドをひと通り見ることができます。千葉や埼玉など遠方からのお客様も多くいらっしゃいますよ」
かつてはアパレルショップの路面店が軒を連ねていたが、賃料の高騰を受けて多くが撤退。その跡地にベビー用品店が進出し始めたのは、’09年頃だったという。
「学生の頃に代官山に来ていた層が、いま子供を持つ世代になっています。ルイ・ヴィトンなどのインポート品も、ユニクロなどの安くてよいものも、どちらも上手に着こなすような方々ですね。ベビーカーで移動するには優しい街ではないんですが、ママ会などで集まりやすいようです」
ここでの売れ筋ベビーカーは、バガブー、ストッケ、ベビージョガーが御三家。10万円以上の値札がついているのは当たり前の超高級品だ。
「クルマで言うなら、ベンツ、アウディ、BMWのような感じでしょうか。フレームはしっかりしているし、タイヤにサスがついていたり、単純にモノとして良いんです。こうしたブランドもののベビーカーを、当店だけでもすでに数千台販売しています」
もはや一過性のブームを超え、ドイツ車のような定番ジャンルとしてファミリーの選択肢に加わっているようだ。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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