「日本の女性たちは、不倫によって男性たちに反乱しようとしている」不倫専門SNSサイトのナンバーツーが断言
クリストフ:記念日をふたりでお祝いしたり、プレゼントを贈ったりするなど、日本の男性はもっとパートナーのことを気遣うべきでしょう。ただ、「アシュレイ」のユーザーのうち、3分の2のユーザーが、不倫をしたことで、パートナーとの関係が改善されたと語っています。
また、これはアメリカの事例ですが、「アシュレイ」を通じて出会った別々の夫婦が、それぞれ離婚して結ばれたという話もあります。不倫行為によって、真実の愛を見つけるケースもなかにはあるのです。そして、そのどこよりも安全な場を提供している存在こそ、私たち「アシュレイ・マディソン」なのです。
<取材・文/井野祐真(本誌) 撮影/我妻慶一>
「人生は一度だけ。不倫をしましょう」。そんな衝撃のフレーズとともに、’13年に日本に上陸、現在、世界46か国で4000万人ものユーザーを抱える不倫専門SNSサイト「アシュレイ・マディソン」。今回、その「アシュレイ」のナンバーツーで国際関係責任者のクリストフ・クレーマー氏が来日。「日本の女性たちは、不倫によって男性たちに反乱しようとしている」と語るクレーマー氏だが、その発言の真意とは?
――まずは今回の来日の目的を教えてください。
クリストフ:実は昨日まで韓国を訪れていて、今はその帰国途中です。今年の2月に韓国で姦通罪の廃止が決まりましたが、それに伴い、韓国で「アシュレイ」のサービスを再開させるので、そのマスコミ向けの記者会見を行いました。
――記者会見の様子や韓国国内での反響など、訪韓はいかがでしたか?
クリストフ:会見にはメディアが30社以上集まるなど、不倫に対して、韓国の一般社会が昔と違った価値観を持ち、それが認められつつあると感じました。また、最初に「アシュレイ」を韓国で開始したときは、2週間で50万人ものユーザーを集めましたが、今回も再開してすぐに10万人の新たなユーザーを集めました。少し前までは日本がアジアのナンバーワンでしたが、今はそれを追い越す勢いで韓国国内は盛り上がっています。
――なぜ、韓国ではそこまで「アシュレイ」が人気なのでしょうか?
クリストフ:そもそも生物学者の間では、一夫一婦制は人間のDNAにはないものだと言われています。韓国で姦通罪が有効だったときも、不倫をして逮捕されたり、罰金を払ったりする人はいました。不倫と言うのは人間の本質的なニーズであり、私たちはそれを満たす出会いを提供しているのです。もちろん、これは韓国に限った話ではなく、いずれ世界各国で同じ流れになるでしょう。
――本来的に人間は不倫をするものだと。
クリストフ:不倫をする主な理由は2つあります。ひとつは、パートナーと感情的な繋がりが足りないと感じたとき。もうひとつは、ベッドライフつまりセックスを楽しみたいと感じたときです。もし仮に、私のパートナーが不倫をした場合、それは悲しい出来事ですが、私にもその2つの理由のどちらか、または両方を果たしていない可能性があるのです。そして、多くの人々はこの責任について無自覚になっています。
――日本のユーザーに何か特徴はありますか?
クリストフ:いくつか興味深い事実があります。ひとつは、登録者数100万人に到達する期間が、日本は世界でもっとも速かったこと。また、日本は女性登録者の割合も世界でもっとも多いこと。さらに、彼女たちはもっとも教育のレベルが高く、ほとんどが修士号を持っていること。しかし、男性と比べた場合の可処分所得が世界最低なのも彼女たちなのです。教育のレベルが高いのに収入が低い。そんな彼女たちがこぞって不倫をしようとする。これはある意味、男性たちへの反乱といえるかもしれません。
――日本の男性はもっと危機感を持ったほうがよいかもしれません。
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