女性にウザがられる「意識高い系オヤジ」。飲み会すらも自分をプロデュースする場所に
「意識高い系」。もとは「自己研鑚に勤しむ人」を指すはずが、いつしか「大言壮語の割には実績が伴わない人」を揶揄するスラングとして定着してきたようだ。いい年した親父の中にも、この「意識高い系」は多い。
「おそらく私のことを不倫相手として狙っていると思いますが、もう会いたくありません」とそんな「意識高い系オヤジ」との遭遇を語ってくれたのは大谷利恵さん(仮名・32歳)。彼女が忌み嫌うのが、「朝活」や「アドラー心理学」、「アンガーマネジメント」などのセミナーに出まくっているという現在無職の妻帯者。どうやら、コンサル・著述業で一発狙うつもりらしい。
「怪しげな心理カウンセラーの資格を持っていて、ブログで女性を口説くテクニックを語っているのが気持ち悪い。私のほかにも、手を出している女性がいると思います。あと江戸しぐさ信者なのもキモい」
また、上記のオヤジとは別の某一流大学OBのオヤジは「SNSでのセルフプロデュース」などを提唱し、飲み会すらも自分をプロデュースする場所にしている。利恵さんによる飲み会の流れは以下のとおり。
・飲み会開始~30分
うざいくらいの謙虚と社交辞令でスタート
・30分~1時間
不満・愚痴にシフト(「世界に比べて日本は~」などやたら規模がでかい)
・1時間~1時間半
自分がいかに努力し、稼ぎに見合った仕事をしているかを自慢(「俺は嫌われてもいい」と前置きし、反感を買うのをわかっているけどあえて言う俺、というスタンス)
・1時間半~2時間
部下や後輩を褒めたたえる(ただし、育てたのは俺というオチ)
・2時間~2時間半
「いろいろ大変ですがお互い頑張ってやっていきましょう!」と乾杯して解散
オヤジからは「今度お茶でも」というメールがフェイスブック経由で来るが、無視しているという。
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<取材・文/週刊SPA!編集部>
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