更新日:2017年03月13日 19:45
仕事

ひろゆき「給料が低くて嘆くくらいなら、転職とか独立すればいいのに…」

― ひろゆきのネット炎上観察記 ― 【技術者不足の報道に異論。「足りないのはIT奴隷」】 NHKの報道番組『おはよう日本』で紹介された「IT技術者不足」特集が炎上している。番組では、IT技術者が不足する日本でベトナム人技術者が注目されているとの内容もあったのだが、これに日本のIT技術者の実情を知る人々が過敏に反応。「IT技術者じゃなくてIT奴隷が足りないんだろ」など、長時間労働でも給料が上がらない現状を嘆く声が多く見られた
給料が低くて嘆くくらいなら、転職とか独立すればいいのに。。。

写真は『おはよう日本』のHPより

◆給料が低くて嘆くくらいなら、転職とか独立すればいいのに。。。  NHKが「IT技術者不足」を特集した番組をやっていて、日本人の代わりにベトナム人のエンジニア(IT技術者)を雇用しようとする社長が出てきて、ネット上でエンジニアから「これじゃ給料は上がらない」とかいろいろと文句が出ているようです。  でも、自身の窮状を嘆いても給料が上がるならいいですけど、上がらないなら嘆いていてもしょうがないと思うのですね。なので、「自分が低く評価されている」って思う人は、独立するなり転職するなりすればいいと思うんですよ。  例えば、IT奴隷と呼ばれるブラック企業での請負開発みたいな仕事をしている人は、さっさと辞めて高給の会社に転職するか、スキルを活かして自分でウェブサイトとかアプリを作ったりして稼げばいいと思うんですよね。  高給の会社に転職できないのであれば、それは高給を貰えるレベルではないわけで。。。まぁ、面接官が無能とかの場合もありますけど、それなら自分でサービスを作ればいいわけです。  ちなみに、仕様書のある請負仕事だと、仕様書を読む能力があるのであれば海外の会社に丸投げしたほうが安いってことが多々あったりします。最近だと、海外の会社に日本人担当者がいたりして、日本の会社に依頼する半分の費用で済んだりするんですよね。しかも、連絡をする担当者は日本人なので、発注元としても安心だったりしますし。 ひろゆき というか、実際に日本でエンジニアが足りないって話も聞きますけど、「優秀な技術者が足りない」って話なんですよね。ブラック企業の営業が過当競争して仕事を取ってくるとエンジニアも安く働くことになるわけで、そういう会社で働く人がいなくなれば、仕事を取ってきても納期までに納品できなくなるので淘汰されると思うんですけど。。。  ってことで、流通が発達して、誰でもできる仕事は外国の人と同じ給料になるのが徐々に進んでいるんですが、ソフトウェアに関しては商品の移動とかがない分だけ早く進んでいますよね。。。まぁ、都内のコンビニとか居酒屋とかも外国人労働者が増えていますし、他の仕事でも徐々に変わっていくんでしょうけど。 ※1.いろいろと文句 「昔は韓国人技術者、ちょっと前は中国人技術者、そして今はベトナムなので、要するに『技術者が足りない』のは『安く働いてくれるヤツがいない』って言葉なのがスケスケなのが凄く残念。そりゃ僕らの手取りは上がらないよ」「IT技術者じゃなくてIT奴隷が足りないんだろ」などなど…… ※2.海外の会社に日本人担当者 東南アジアなどの発展途上国にあるIT企業の中には、日本人担当者を雇い日本のIT企業から業務を受注しているケースも。日本人担当者は送られてきた日本語の仕様書を英語に訳し、英語が理解できる技術者が仕様書通りにプログラムを作成するというもの ※3.半分の費用 日本企業に依頼すると1か月に技術者一人当たり100万円かかることなどもザラだが、海外企業に依頼すると同クオリティで半額というケースも…… 【西村博之】 38歳。元(?)ニコニコの運営・管理人。元2ちゃんねるの管理人で、新2ちゃんねる『2ch.sc』の運営・管理人。 撮影/根田拓也 ※「ひろゆきのネット炎上観察記」は週刊SPA!にて好評連載中
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

仕事やプライベートで言葉に困ったとき…ひろゆきなら、こう言う!
50のシチュエーション別に超具体的な「言い換え術」を伝授。


ざんねんなインターネット

日本のインターネット上で起こる様々な炎上事件や犯罪行為をどう見てきたのか? 満を持して出す、本気の「インターネット批評本」!


僕が親ならこう育てるね

2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏の新刊は“教育&子育て論” ※本の著者印税は、児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます。

おすすめ記事