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「寒い住まい」が命を奪う 〜ヒートショック、高血圧を防ぐには〜

Webニュースサイト「ハーバービジネスオンライン」の好評連載「ガマンしない省エネ」の「冬編」をまとめた一冊。
ヒートショックによる年間死亡者数は、交通事故の4倍以上。冬の寒さでなくなる人は、実は北海道よりも東京の方が多いという事実がある。さらに、死亡するとはいかないまでも、寒い家は高血圧も悪化させてしまう。家が寒いと光熱費がかさむだけではなく、健康にも大きな影響を与え、住む人の寿命を縮めてしまうのだ。 そこで著者が提案するのは「家の断熱化」。これには多額のお金がかかると思いきや、そんなことはない。正しい知識をもとに少しの工夫をすれば、少しの努力で大きな効果を生むことができる。 寒い冬を快適に、健康に過ごせて、しかも光熱費の節約になる。本書ではそのような観点から、冬の住宅について知っておくと役立つポイントを紹介。「健康」についてだけでなく、「防災」「経済」などもテーマにして、それぞれの観点から見直すべき点を解説する。 ※以下、本書の目次より 【はじめに】健康、安全、お金……家が寒いことでたくさんのものを失っている 【第一章】健康編:ヒートショック死激増! なぜ日本の家は寒いのか? 寒い家で低体温症になる日本、「寒さは人権」と考える欧州 「ヒートショックには暖房を」だけじゃない! 日本の家の“お寒 い”現状を変える 医師も驚いた高血圧の改善効果とは!? 18℃以上の家が健康を保つ 最大の弱点、窓から攻める! コスパ抜群の寒さ対策とは? お金をかけず、自分でできて効果抜群、健康寿命を伸ばす「断熱DIY」 【第二章】防災編:自然災害非常事態! いまどき必須のエネルギー対策 災害時にも役立つ! ふだん使いの省エネグッズ 自然災害が多発する日本で急がれる、避難所の暑さ・寒さ対策 【第三章】経済編:家が寒いと貧乏に? 設備と家の新常識 「太陽光発電を付けたらエコ」なわけじゃない!? 住宅にかけるお金の優先順位とは? エアコン暖房は意外と省エネだった!かしこい暖房器具の選び方とは? 「もったいない」は逆効果? 省エネ家電への買い替えがもたらす効果 【あとがき】住まいの常識をアップデートする 著者について 高橋真樹 ノンフィクションライター、放送大学非常勤講師。環境・エネルギー問題など持続可能性をテーマに、国内外を精力的に取材。2017年より取材の過程で出会ったエコハウスに暮らし始める。自然エネルギーによるまちづくりを描いたドキュメンタリー映画『おだやかな革命』(渡辺智史監督・2018年公開)ではアドバイザーを務める。著書に『ご当地電力はじめました!』(岩波ジュニア新書)『ぼくの村は壁で囲まれた−パレスチナに生きる子どもたち』(現代書館)。Webニュースサイト「ハーバービジネスオンライン」で「ガマンしない省エネ」を連載中。 発売日:2019/12/27 ¥501(税込)