『左翼老人』番外編・左翼思想を布教した著名人①

津川雅彦氏

津川雅彦氏

左翼思想が大きな地位を占める芸能界

 左翼思想が彼らの金になっているか、つまりそこに「利権」があるか否かは疑問ですが、業界に左翼が多いので、あまり政治に関心のない者まで、ふわっと左翼に侵されているのが、芸能界です。  自民党参議院議員の山本一太氏が番組ホストを務める『山本一太の直滑降ストリーム』に俳優の故津川雅彦氏がゲストで登場したのですが、芸能界では珍しい保守派の彼は、「日本の映画人は左翼が多くてアメリカから学ぼうとしない」と嘆いていました。  津川氏は主に映画で活躍した方だったので「映画人」と表現しましたが、これは芸能界に広くあてはまると考えます。  関西落語の人としては最も全国的に有名であろう笑福亭鶴瓶氏は、東海テレビが創った『戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅』の第2回のゲストに呼ばれ、安倍内閣の安全保障関係法の制定に対して、 「これ、へんな方向に行ってますよ。そら変えなあかん法律はいっぱいあってもね、戦争放棄っていうのはもうこれ謳い文句で、絶対そうなんですが9条はいろたら(いじったら)あかんと思うんですよね」 「こんだけね、憲法をね、変えようとしていることに、違憲や言うてる人がこんなに多いのにもかかわらず、お前なにをしとんねん!っていう」 と批判しました。落語には何の関係もなく彼は左翼思想を垂れ流したのです。普段、知性と逆のポジションにおり、フジテレビの生テレビでは下半身まで見せた男が、東海テレビでは安全保障を強化する政府を批判するのですから、テレビ局によっては左翼思想がどれほど大きな地位を占めているか解るというものです。

共産党に裁かれていた?地上波TV

 笑福亭鶴瓶氏に限らず地上波テレビに出ている人の中には、左翼に侵されている人が多いのですが、面白くもゾッとするのは「大岡越前」と「遠山の金さん」の主役、つまり(役とはいえ)事件を裁いた人が共産主義者だった点です。  TBSの「大岡越前」は1970年から1999年まで『ナショナル劇場』で月曜日の20時台に放送されていたのですが、何と29年間一貫して加藤剛でした。彼は、バリバリの共産党支援者で今でも赤旗でそれを明らかにしています。  これに対してテレビ朝日が長い間放送していた「遠山の金さんシリーズ」は、次々と主役を演じる人が変わっています。年齢によって、杉良太郎(1975年 – 1979年、全131話)、高橋英樹(1982年 – 1986年、全198話)、松方弘樹(1988年 – 1998年、全219話)を思い出す方も多いでしょうが、このシリーズで最初に主役をされたのは中村梅之助(1970年 – 1973年、全169話)(*敬称略)です。  中村氏は、前進座という劇団に所属していたのですが、そこは1949年に劇団員全員(71名)が日本共産党に入党したという左翼中の左翼集団だったのです。制作したテレビ局がTBSとテレビ朝日(当時はNET)で主役が共産主義者と考えると、中身も今から考えると左に傾いていたのかもしれません。 文・森口朗(『左翼老人』著者)





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