『左翼老人』番外編・左翼思想を布教した著名人②

朝鮮礼賛映画でメジャーになった吉永小百合氏

 吉永小百合さんには高齢者の中に大ファンが多く、女優の中で別格的な地位を持っています。  しかし、政治的な発言も多く、原子力発電には反対の意思表示を明確にしていますし、沖縄県東村高江周辺のヘリパッド建設が問題になった時には、反対運動側に立ち「そんなに必要なら海兵隊を東京に持ってきたらどうかと思うくらい、申し訳ない気持ちがある」と週刊誌「女性自身」(2016年8月23,30日合併号)で話しています。  吉永小百合さんが有するムードと今時の「左翼」イメージは合致しませんので、深く考えず「反原発は環境にいい」「軍備を放棄すると平和になる」とシンプルに考えているだけのように見えます。  しかし、彼女がメジャーになった映画=『キューポラのある街』(監督:浦山桐郎)は北朝鮮への帰国を美化した北朝鮮礼賛映画でした。また、続編『未成年 続・キューポラのある街』(監督:野村孝)では、日本に残った日本人妻を主人公ジュン(吉永小百合)が説得して朝鮮民主主義人民共和国に渡らせるストーリーまで加えられたのです。  ただし、2017年10月7日にしんぶん赤旗で「共産党に期待します」と明らかにした芸能人や作家、学者がいましたが、そこに名前はありませんでした。

アニメ界の大物も共産主義者か

 2017年10月7日にしんぶん赤旗で正直に「共産党に期待します」と明言した芸能関係者は以下のとおりです。  いまむらいづみ(女優)、鵜澤 秀行(俳優)。大澤 豊(映画監督)、加藤 剛(俳優)、鈴木 瑞穂(俳優)、高畑 勲(アニメーション映画監督)、土橋 亨(映画監督)、中原ひとみ(俳優)、降旗 康男(映画監督)<*敬称略>。  左翼っぽい芸能関係者たちも、今では共産党一筋の支持者ではなく、社民党や立憲民主党にもいい顔をしたいのかもしれません。  ただ、ここにアニメ界の大物、故高畑勲氏がいたのには少々驚きがありました。彼は、宮崎駿氏と並ぶスタジオジブリの監督であり、『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョとなりの山田くん』『かぐや姫の物語』などを監督しました。  共産党支持を明言しなくても監督や主役に左翼っぽい人々は大勢います。戦前、共産主義が違法であったにも関わらず芸能界には共産主義者やそれに影響を受けた左翼っぽい人々が大勢いました。  芸人的な仕事が現代よりもはるかに軽蔑されていましたから、反政府的、反社会的な思想が彼らに心地よかったのは理解できます。しかし、芸能人が職業として受け入れられている現代にあって、反政府的、反社会的な思想を振りまく姿勢は決して美しいものではありません。  若い人々が、高齢者の先輩たちを(態度で表せないにしても)心の中で軽蔑し、決してファンを洗脳しないでいて欲しいと願っています。 文・森口朗(『左翼老人』著者)
Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事