新元号と立憲民主党辻本清美氏2
逮捕された辻本氏
辻本清美議員は現在、立憲民主党の国対委員長という要職についている。この辻本氏に対しては、日本維新の会の足立康史議員が国会の質疑の中で、何度も彼女の言動について取り上げていた。 足立議員は、逮捕者が多数出たにもかかわらず、マスコミがほとんど取り上げない「関西生コン」事件で、中心人物と言われる労組委員長との関係について、辻本氏が説明責任を果たさないことを非難していたのだ。 この「関西生コン」と辻本議員との関係はいろいろ噂にあがっていたようだ。最初は噂レベルとうことで全く無視していたが、記者から質問されると「事実無根」と否定していた。 そんな彼女は、議員活動での不正で逮捕された過去があるが、その事実については、多くの人の記憶から薄れ始めているようなので、もう一度、確認しておく。振り返ると、2003年に土井たか子氏の元秘書らとともに、辻本氏は秘書給与の詐欺容疑で逮捕された。 マドンナ旋風を巻き起こし、日本社会党委員長・社会民主党党首を務めた土井氏。学生時代に憲法を学び「護憲派」の中心人物だった彼女の誘いを受けて議員となった辻本氏。土井氏の元秘書と共謀で辻本氏は不正を働いた。 結果、辻本氏は懲役2年執行猶予5年の判決を受けたが、彼女が地元では圧倒的に人気があるのだろう。議員辞職後の最初の選挙は落選したものの、その後は比例での復活当選もあり、現在まで議員活動を続けている。反国家のにおい
そんな辻本氏は産経新聞の阿比留記者が指摘するように、これまで天皇制に対する批判的な姿勢をとってきていた。そこで疑問が湧くのが、辻本氏に投票する人は、彼女がもともと「反天皇」だと知っているのかという点だ。 彼女が共産党の議員であれば、天皇制反対も予想はできるのだが、天皇の話題に触れなければ、有権者の多くは天皇に対する彼女の姿勢は知らないままなのではないだろうか。 天皇制への批判的な言動を繰り返してきた辻本氏だが、一方では、天皇陛下が皇太子殿下時代の関係に言及するなど、皇室への親近感があるような発言もしていた。 表と裏の顔が見え隠れする辻本氏だが、政治の世界では常にスポットライトを浴びていた。愛想よく振る舞う辻本氏が、いかに彼女が地元有権者の心をつかんでいるかという点だ。彼女の明るいキャラクターが真実を覆い隠しているのか。 例えば、鈴木宗男議員によるロシア疑惑が取りざたされている際に、厳しい国会質問を繰り広げた辻本氏は、鈴木氏に対して「疑惑の総合商社」と糾弾して、脚光を浴びていた。 ニュースでは何度も彼女の発言場面が放送されるなど、マスコミ受けするような言葉使いができる天賦の才能があるということだろう。 しかしながら、最近では、在日韓国人の弁護士から政治献金を受けていた事実が報道された。その件を記者に質された辻本氏は「確認ミスだった」との謝罪はしたが、国対委員長をやめることはなかった。 外国人献金が禁止されているのは、国家主権に外国が介入しないためだが、彼女の長年の言動からすると、単なる確認ミスなのかという疑問が残る。ここにも表と裏があるような気がしてしまう。 参考:『左翼老人』森口朗著(扶桑社新書)ハッシュタグ
ハッシュタグ
おすすめ記事