もし、残念な人が『論語』を読んだら

関連書籍が続々出版。 大ブームの「孔子の言葉」は、ダメ人間に効果絶大だった 【担当編集のコメント】 『論語』がブームだと言われても、SPA!の読者の皆さんにはピンとこないかもしれません。むしろ、上司やらが古典をひっぱりだして説教たれて迷惑!?なんて思っているのでは。  実際、古典ブームを伝えるニュースで、某大学教授が「論語を使えば若い世代への説教へも理論武装ができます」なんて言ってしまったりしています。  しかし、論語の中に、こんな一説があります。 「後生、畏るべし。いずくんぞ来者の今にしかざるを知らん」 「若者をあなどっては、いけない。後から来る若者が我々より劣っているとはいえない」という意味です。また、「言ある者は必ずしも徳あらず」「巧言は徳を乱る」などとも言っています。『論語』を振りかざして説教する人ほど、「論語読みの論語知らず」と言うわけです。  本企画では、論語の内容をわかりやすく解説しつつ、『論語』によって影響を受けた人のインタビューで構成しています。楽しんでいただければ、幸いです。