手取り40万なのに毎月51万円使ってしまう人の生活習慣
外資系メーカーに勤務し、30代前半で手取り40万円、湾岸エリアのタワーマンション住まい。一見華やかに見える生活とは裏腹に、毎月の支出は51万円で毎月確実に減っていく預金残高。「どこかで変えないと」と語る小林勇太さん(仮名・33歳)が赤字生活に突入したのは、結婚した3年前だった。
12/15発売の週刊SPA!では「破産する人の生活習慣」という特集を組んでいる。お宅は大丈夫だろうか……? <取材・文/週刊SPA!編集部>
「結婚を機に住み始めました。タワマンへの憧れは別になくて、立地や環境面重視して割安だったから。家賃は20万円ですが、住みやすくて気に入っています。ただ、コツコツ貯めた800万円の預金が300万円に減ってしまい、少し焦っていますね」
見栄を張った選択ではないと語る小林さんだが、「友達が来ると『いいトコ住んでるな』と言われますね」と、優越感に浸る様子も見え隠れする。月給の半分が家賃に消え、明らかに分不相応だが、こうした金銭感覚があらゆる場面に垣間見られた。
「服は節約のためアウトレットでまとめ買いです。安いので、迷ったら色違いで複数買ってしまうのが難点ですが」
玄関には色違いの靴が3足、クローゼットには柄のシャツが溢れていた。家計を管理する専業主婦の妻からお咎めはないのだろうか。
「妻もネイルサロンや整体に頻繁に通っているので、あまり言わないですね。パートでもしてくれたら助かるのですが、本人にそのつもりはなさそうです」
毎月の赤字に加え、二人の趣味は海外旅行だ。年に2回の旅が家計をさらに圧迫している。
「今年の年末もアンコールワットで過ごします。子供ができたら海外には行けなくなるので、今のうちの贅沢です。今回は安く抑えようとホテルのグレードは低めにしたのですが、『せっかく行くんだから』とオプションを一通りつけたら、二人で30万円以上かかってしまいました」
夫婦揃って楽観的かつ無計画で、家計の赤字には無頓着。このままではあと2年ほどで貯金は底を突く。子供ができようものなら、タイムリミットは残りわずかだ。
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