サラリーマンでも気軽に「週末の海外旅行」が楽しめるコツ
サラリーマンの海外旅行において、3大ネックと言われるのがお金、時間、語学ではないだろうか。
低価格の航空会社LCCが台頭してきたとは言え、飛行機代の出費は決して安いとは言えない。また、見知らぬ土地では語学に不安が残る。
こうした不安点を物ともせず、現役のサラリーマンながら世界一周に挑戦しているのが旅行ブロガー・リーマントラベラー東松氏(28歳)だ。
彼は大手広告代理店に勤務する傍ら、3年間でキューバ、アメリカ、サイパン、中国など世界各地を旅行している。
東松氏いわく、サラリーマンでも、いくつかのテクニックを駆使すれば海外旅行はそこまで難しいものではないという。
「社畜」ながらもサラリーマンとして世界を駆け回るコツを聞いてみた。
――海外旅行といえば、予定を立てる時点で憂鬱になります。急な仕事が入るんじゃないか、お金は旅行の日までに残っているだろうかと色々不安になり、結局旅行するのをやめてしまう(笑)
東松:わかります。僕も新卒3年目までは休日出勤も多く、金曜日の合コン以外はスケジュールが入れられなかった。でも、ひょんなきっかけで週末の海外旅行にハマるようになりました。
サラリーマンの合コンは、二次会まで女性におごった場合、ひとり1万5千円ほどかかります。つまり、2回合コンに行けば3万円。
同じ3万円あれば、台湾や韓国に行った場合、往復の航空券代にお釣りが出るんです。つまり、合コン2回分で韓国に行ける。
――たしかに、そう考えると安いです。
東松:というわけで、3年前から、合コンを減らして海外に行くようになりました。週末の合コンでストレス発散するよりも、自分を非日常の空間に置いたほうがストレス発散できます。
――お金をかけないコツは?
東松:航空券を予約するときには、ストップオーバーを有効活用しましょう。ストップオーバーとは、乗り継ぎの場所で24時間以上滞在することです。たとえば仙台から名古屋に旅行するとしましょう。このとき、仙台から名古屋の新幹線チケットを買うと思いますが、東京駅で東北新幹線から東海道新幹線に乗り換えますよね? ストップオーバーとは、簡単にいえば東京駅で降りて東京観光を楽しめるオプションのことです。
乗り継ぎで空港に4~6時間滞在するのはもったいないじゃないですか。だったら、思い切ってストップオーバーにして1~1.5日乗り継ぎの国で遊んじゃいましょう。
私は成田からジャマイカに行ったとき、このオプションを使ってフロリダ州のマイアミに1.5日滞在しました。ストップオーバーは通常の航空券代よりプラスアルファでお金がかかるケースがありますが、お得だと思いますよ。
東松氏曰く、マイアミ行きの航空券代は3ヶ月ほど前に予約すれば、タイミングによっては往復7万4千円程度で行ける。たとえば、羽田空港を25:00に出発するJAL便の場合、LAを経由して同日の5:24にマイアミに着く。サラリーマンにとっては比較的行きやすい場所なのだ。ハワイやセブ島などのリゾート地が好きな人にとってはオススメだという。
――ほかに行き先を決めるときのコツは?
東松:航空便の時刻の関係から、現地に長く滞在できる国をチェックしておきましょう。金曜日の深夜に出て、日曜の夜遅くに着けるタイやシンガポールは有名ですよね。
合コン2回分で韓国に行ける
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