「アジア人観光客」への差別が止まらない…大阪ではヘイトスピーチや暴力事件、盗撮事件も発生
韓国人観光客に対し大量にわさびを入れたことで問題となった「わさびテロ騒動」は大きなニュースになった。訪日外国人は2000万人を突破したが、驚くべきことに中国人や韓国人を中心に、アジア人観光客への差別や嫌がらせ行為も増えているという。観光客本人が体験した事例などを集めた結果……信じがたいエピソードが!
日本を訪れた外国人が、口々に賞賛するのが日本の治安の良さだ。曰く「財布をなくしてもそのまま返ってくる」「深夜の女性の一人歩きも問題ない」などなど……。
しかし、そんな安全神話を崩壊させるような出来事が起きた。10月、駐大阪韓国領事館が日本を訪れる自国民に対し、治安に関する異例の注意喚起を行った。その理由は大阪で相次いで発生した韓国人観光客への暴力事件だ。韓国テレビ局「YTN」によれば、同月、家族旅行で道頓堀を訪れた13歳の韓国人少年が20代の日本人男性に腹を蹴られ、その後も威嚇を受けたというのだ。
さらに、差別的な暴言を吐かれたというケースも。ヘイトスピーチは今や法律で禁止された犯罪行為だが、過去にはヘイトスピーチを行う団体が、中国人観光客を乗せたバスを取り囲み、罵声を浴びせる事件もあった。中国人留学生の女性(23歳)は、来日した友人を案内しようと大阪で地下鉄に乗ったところ、ひどい体験をした。
「酔っぱらった初老の男性が『シナか、チョンか』と言いながら友人のスーツケースをバンバン叩きだして『邪魔だ!』と絡み始めた。幸い、若い日本人男性がすぐに止めてくれましたが、次の駅で降りざるを得ませんでした。来日して初めての恐怖体験でしたね」
大阪ではヘイトスピーチや暴力事件、盗撮事件も発生
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