ヘタな「成功法則」をマネすると害になる
『夢を叶えるアカデミー 成功を呼ぶ13のセオリー』(小社刊)に詳しい。そのセオリーのひとつに「ランダム・ウォーク」がある。
「ランダム・ウォークとは、『でたらめに歩く』ことです。決まりきった行動を取ったり、同じ行動範囲で動いているうちは、環境が大きく変わらない限り、成功を引き寄せられません。ランダムに歩くことで、”たまたま”成功のタネが見つかる偶然を、誘発することができるのです。」
たとえばスティーブ・ジョブズが、リード大学を中退したあとも大学に居座って、興味がある「カリグラフィー」(西洋の書道のようなもの)の講義にのめりこんだのは有名な話。カリグラフィーを人生に活用するつもりはなかったが、10年後にマッキントッシュを設計しているときにそれが蘇ってきたという。ジョブズが言うように「先を見通して点をつなぐことはできない」から、でたらめに歩くことで”たまたま”成功するかもしれない。この「ランダム・ウォーク」は、普通の人でも当てはまる成功法則であると、博士は言う。
週刊SPA!7/31発売号「本当に効く成功法則はコレだ!」では、ぐっどうぃる博士のほか、成功法則を熟知した識者たちが登場。ビジネス本50冊を読破&実践した多田文明氏(ルポライター)、1億円以上かけて世界の自己啓発プログラムを学びつくした井上裕之氏(歯科医・経営コンサルタント)らが、「本当に効いた成功法則」を推薦する。 <文/週刊SPA!編集部>
古くは『マーフィーの法則』から、今売れているらしい『大富豪アニキの教え』まで、世の中にはありとあらゆる”成功法則”が溢れかえっている。いろいろな成功法をわたり歩くマニアもいるらしく、成功本ラッシュは終わる気配がない。
ところが 「成功哲学本の中に成功はない!」と断言するのは、恋愛カウンセラーとして人気の理学博士、ぐっどうぃる博士である。博士自身、ありとあらゆる成功哲学本を読み、実践してみる中で、気づいたことがあるという。
「成功本の著者の行動や思考は、マネできないものがほとんどです。生まれつき能力が高かったり、人にはない執着心を持っていたり、もともとのスペックが高い。普通の人にはハードルが高すぎるし、そもそも成功者が主観的な思い込みで書いているだけのものが多いのです。それを鵜呑みにしてマネすることは、完全に役に立たないどころか、害にすらなります」。
一方で、体験ベースではなく、専門性がある著者による良書もあるという。ぐっどうぃる博士によると、例えば成功本の古典『7
つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)や、『偶然の科学』(ダンカン・ワッツ著)などは、再現性が高い、つまり「誰でも成功できる法則」が学べるそうだ。
古今東西の成功哲学をもとに、ぐっどうぃる博士が自分で組み立てたセオリーは、近著
『夢を叶えるアカデミー 成功を呼ぶ13のセオリー』 ぐっどうぃる博士が教える成功法則 |
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