電車内マナーで沿線住民の民度が計れる!?
―[沿線別[電車内のヤバい人間]図鑑]―
【マナー編】
独り宴会が始まる東海道・常磐線
長距離電車のボックス席は独り宴会リーマンの巣窟
昨年10月、慶応大学の学生が全裸でホームを走り回った事件があったが、学生街が多く、埼玉方面に向かう西武新宿線も評価はあまり芳しくないようだ。
「終電の西武新宿線の花小金井駅で大学生風の男が『早く来いよ~!』と叫びながら、両手両足で閉まるドアをブロック。窓の外にはダッシュする友達が。5分くらい電車を止めたのに、全員、次の駅で降りていった」(25歳・出版)
そして、郊外に向かう一区間が長い電車のボックス席では特徴的な光景が見られる。
「東海道線では、会社帰りのサラリーマンがボックス席でごく普通に酒を飲んでいる」(37歳・通信)、「常磐線上野駅でも、ボックス席に座るや否やサラリーマンによる独り宴会が始まる。つまみのイカの匂いが嫌で、よく途中で各停に乗り換えます」(27歳・化粧品)
マナーのいい東急線だが、その実態は……
対照的に、マナーのよい電車もあり、「千代田線の霞ヶ関駅近辺では足を伸ばして座る人が皆無で、礼儀正しい座り方をしている。工員風のおじさんでも、千代田線では足を正している」(33歳・公務員)というあたりは、お役所や大手企業が集中している沿線ならでは。
さらに、セレブ路線との呼び声高い東急線沿線でも、独自の生態が垣間見える。
「洗足や大岡山がある東急目黒線は、金持ちで態度のデカい老人が多く、マナーにうるさい。ケータイを使う人を見つけると、『ペースメーカーを入れているから電話を使うな!』と激昂する老人を3回くらい見たことがある」(31歳・銀行)
「東急東横線と東急田園都市線はどちらもマナーがいい。でも、よく観察してみると債権回収の車内広告が多く、熱心に見入っている主婦層が多いのは田園都市線の乗客。セレブを気取っていても、実はフトコロ事情に困っている人が多いのでは」(29歳・製造)
渋谷から横浜方面に向かう東横線も田園都市線も高級イメージが強いが、実際のセレブ度でいえば東横線に軍配か。
イラスト/サダ
― 沿線別[電車内のヤバい人間]図鑑【3】 ―
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