[女をホメる]には慣れが必要
誰しも異性にホメられるのは嫌いじゃない。しかし、問題となるのはその方法。女性相手の場合、一歩間違えると逆効果になるなんてことも……。そんな悩みに応えてか、最近では「ホメ」をテーマにした本も多数出版されている。そこで今回は、「ホメ」に悩む男たちが、関連書籍で紹介されているノウハウをガチンコ実践! 果たして効果のほどはいかに!?
◆仕事もプライベートも受け身なAV男優がホメルールで脱皮を狙う!
【実践者】男優Hさん
身長160㎝で、体も心も“小柄”な週末男優な30歳。仕事も私生活も受け身すぎる自分を変えたい。効果的なホメ力を身につけ、現場受けのいい男優として本業化して、単体女優を抱きたい。ついでに彼女も欲しい
体よりも、「心」を掴んでこそ一流のAV男優。筆者、男優Hはどうしても受け身体質ゆえに、監督の指示待ちに女優主導の現場が多く、ちょい役ばかりで本業にできないのが最近の悩み……。そこで『ほめ方のルール』で覚えた手法で“女心を操る現場受けのいい男優”になれば、女のコにモテて、仕事にも繋がり一石二鳥だ!
読了後、意気揚々と向かったのは女性からの逆レイプメーカー「IZM」さんの現場だ。待っていたお相手は体重100kg超級の新人女優・S子ちゃん! う、う~ん、本に書かれた【相手の能力、行動、声や話し方、立ち居振る舞いなどほめる】を実践しようと心に決めるもいきなり目の前に現れた“大物”を前にしては正直、ホメどころが見分け難いっス……。
「S子ちゃんは太っているけど、か、顔がかわいいよネ!」
「私、デブを気にしてて……」
「そ、そうだよねぇ~……」
外見をホメるにも、相手のツボをしっかり見極めるのはかなり重要。【美人やイケメンは人間性(内面)をほめる】と書いてあるんだから、これは打ち解けることが必要と言えそうだ。
挽回を狙い【聞き上手に徹する。話しやすい雰囲気を作り、相手に話してもらう】を試すも、「あたし口下手で……」と聞く以前に会話で詰まってしまう。
男根も心も萎えてしまうが、何とか奮い立たせるべく「君といると安らぐな~」、「色っぽさは過去に会った女性でナンバーワンかも?」、「話し方もチャーミングだよね」などの【好奇心や興味を“ほめ言葉”として表現する】を実行。すると、この三点攻めが効果的だったのか「も~う男優さんったら!」と満更でもない雰囲気に!
この勢いのまま追撃として【相手のノリに合わせるために、呼吸の速さ、話す速度も合わせる】も試す。相手のテンポに同調するのは、ある意味でセックスに通じる部分でもあると個人的に思いますね。肝心の“撮影本番”でもこの流れを実践して、充実した“心と体の同調”を終えることができたはず。仕上げに【大勢の前でほめたり、相手に花を持たせる】も一戦交えた後にすかさず試してみた。
「監督、聞いてくださいよ。S子ちゃんは超名器っス。ヤバいくらい気持ちよかった!」
ポッと頰を染めるS子ちゃんの表情は、完全に俺に“ホの字”で、こちらを見る目が明らかに違う。監督にも「らしくないね(笑)」と評価は上々の様子。調子に乗って監督に対しても【目上の人には“学ばせてください”と持ちあげる的にほめてみる】とばかりにヨイショ!と神輿を担いだ。「急にどうした? まぁ、今日はよかったから、しばらく専属男優として頼むよ」と、すっかり信頼を勝ち得た。
メイクさんやほかの女性スタッフさんもホメる手法を用いればやはり悪い気分がしないためか、これまでよりも会話は格段にスムーズになり相手に好印象を与えたように感じた。受け身体質だった僕でも、かなり意識改革ができたので、今後も実践したい。この手法、営業職のサラリーマン男性にも通じるはずですよ!
― 女を自在に操る[ホメる文法]の教科書【3】 ―
課題図書 『あたりまえだけどなかなかできない ほめ方のルール』 コーチングとNLP(神経言語プログラミング)の両面から谷口祥子氏が作り上げた101個のホメ方のルールを掲載 |
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