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防衛省の「隊員使い捨て体質」は機密流出を生み出す

尖閣問題で中国の不法な攻勢が続くなか、驚くようなニュースが飛び込んできた! なんと中国空母「遼寧」に日本人が乗っているというのである! 噂の真相をさぐるべく、関係者に徹底取材。そこで見えてきた、自衛隊の問題点とは!?  事の発端は、元海上自衛官で作家の惠隆之介氏の発言だ。’12年9月14日に放送された「沖縄は買われている!? 尖閣を問う! 志方俊之&惠隆之介緊急対談!」(シアターネットTV)において以下の発言があったのだ。 「中国の情報筋からの話によると、海上自衛隊OBが、中国空母に戦術指導のため乗っているらしい」 ⇒【前回】日本国内で中国情報部が暗躍!? 現役自衛官から情報収集を…
https://nikkan-spa.jp/507265
◆隊員は消耗品という防衛省の体質こそ問題
海上自衛官

海上自衛官は何を思う?(本文とは関係ありません)

 日本では、自衛官はたとえ定年まで勤務しても、使い捨てで終わってしまう。警察官とは違い、その後の人生において、再就職などの便宜が図られることもない。  ある元幹部海上自衛官は、現役時代、同僚が過労死としか思えない死に方をしたが、原因は出世欲に逸る艦長が、訓練や出動で疲れた部下たちに、マラソンや球技の練習を強いた結果だと言う。部隊内の各種運動競技に優勝すれば、艦長の勤務評価が上がるからだ。 「最近では、陸自車両がバースト事故を起こし、自衛官1人が殉職、1人が重傷を負った。これは韓国製の安価なタイヤの使用が原因。タイヤなどの消耗品と同じく、自衛官も同じ“消耗品”とする体質が、防衛省にあるのです。この体質こそが、中国空母に乗り組む海自OBを生んだ元凶ではないか。こうした声は、内部からも聞こえてくる」(海幕勤務の一等海佐)  そんな自衛官への冷遇ぶりは、やがて自衛隊という組織への不満へと繋がる。そして、自衛隊を愛する気持ちは変わらずとも、自衛隊を愛するがゆえ、憎しみの情もまた同時に湧くのだ。  このままで第2、第3の同事例が出てくると懸念するのは護衛艦乗員だった元幹部自衛官だ。 「もし自衛官が、現役中はもちろん、退職後も待遇がよければ、決して敵国に情報をリークしようとも思わない。だが、自衛隊はこれまでもずっと安全保障、国防とは違ったところに目が向いているのです。装備調達では、安価なそれを調達した人間が評価され、事故が起きてもその責任は問われない。部隊では、安全保障の重大事よりも、各種競技大会での点数稼ぎに目を向けている。この自衛隊の腐った体質を何とかしなければ、日本は危ないでしょう」 「遼寧」に乗り組んだ海自OBも、そんな海自への“近親憎悪”の気持ちから、異国の軍の艦に乗ったのだろうか。  なお、この事案について防衛省は次のようにコメントを寄せた。 「そうした情報があることは承知しているが、今回はコメントを差し控える」(防衛省報道室)  情報の存在そのものを、公のコメントで認めたところに、その真意が透けて見える。いずれにせよ、我が国の国防には内部にも難問が山積している。 ◆中国空母「遼寧」とは ’85年に起工し’88年に進水した旧ソ連軍艦「ワリヤーグ」の未完成艦を、中国が’98年に購入。10年以上の歳月をかけて整備し、昨年9月、正式に就役した中国初となる航空母艦。今年8月15日には、終戦の日に合わせて軍事演習を行ったことでも話題となった ― 中国空母「遼寧」に日本人乗組員がいる!?【3】 ―
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