米国のテーパリングを金融占星術で分析
今年の相場は“星”に聞け……とまでは言わないが、アストロロジーが当たりまくっているという。アベノミクス相場の節目を見極めるべく、金融占星術の世界をひもとこう!
⇒【前回】『11月上旬にXデー!?』はコチラ https://nikkan-spa.jp/519462
◆米国のテーパリングは金星逆行の直前12月か
「12月になると、金融占星術の観点からは注目すべき日は少ないのですが、ひとつだけ大きいのが金星の逆行です。水星の逆行は年3回ほどありますが、金星の逆行は1年6か月に1回だけ。『金星の逆行中は金融政策を変えるな』と中央銀行関係者の間で言われるくらいなので、焦点となっているアメリカのテーパリング(金融緩和の規模縮小)は金星の逆行が始まる直前、12月18日のFOMCが濃厚なのでは」(金融占星術の世界的な大家であり、為替ディーラーの山中康司氏)
⇒【グラフ】「直近でもアストロロジーがズバリ的中!?」https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=519474
金星の逆行中に政策を変えないほうがいいのは中央銀行だけじゃない。僕らもポートフォリオを入れ替えたりはしないほうがいいそう。取り入れてみたい金融占星術だが、どんな感じで使えばいいのか。
「私の場合、テクニカルが7割、ファンダメンタルズが2割、残りを金融占星術に頼る、といったバランスで使っています。相場の動きやすい日柄を予測する上で役立ちますし、テクニカル分析と金融占星術の結果が一致した時には、より重視するといった感じで使うと非常に有効。例えば、水星の逆行が終わる日は75%の確率で円高が進みます。テクニカルでも円高を示唆していたら迷わず売り、という感じです」(同)
金融占星術を自分でマスターするのは困難だから、山中氏のような大家の分析結果を参考にしていこう。11月の最初の2週間、何が起こるのか、心して待つべし!
【山中康司氏】
為替ディーラー。バンク・オブ・アメリカなどを経てアセンダントを設立。同社のホームページには今後の変化日なども掲載。
取材・文/高城 泰(ミドルマン)図版/ミューズグラフィック
― 金融占星術が告げる最重要日は11月上旬【3】 ―
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