人気ユーチューバー「マックスむらい」とは何者なのか?

マックスむらい

【マックスむらい】本名:村井智建。AppBank代表取締役CEO。高校卒業後、IT企業に就職、執行役員まで務めた。その後AppBankに参画

 YouTubeの動画投稿者「ユーチューバー(※1)」がいま注目を集めている。なかには動画投稿のみで生計を立てる人も現れ始め、一部への影響力はテレビタレント並みとなっている。iPhoneのアプリやアクセサリー情報を発信するウェブサイト「AppBank」の代表取締役CEOにして、人気動画投稿者のマックスむらい氏(以下、むらい氏)もその一人だ。

 むらい氏は、’13年10月にYouTubeで動画投稿をスタート。一日2本の動画公開から始まり、現在は8本前後毎日ゲーム実況などの動画を公開している。動画の総再生時間は累計6600年分(※2)、現在は一日あたり約30年のペースに。チャンネル登録者数は’14年10月に100万人を突破した。なぜむらい氏はここまでの人気動画投稿者になれたのか? 本人を直撃した

※1.ユーチューバーとは
YouTubeの動画広告収入によって生計を立てている動画投稿者のこと。広告収入はおおよそアクセス数に比例し、表示された広告単価により異なるが、アクセス数の10分の1ほどといわれている。公式には、世界に1000万円以上稼ぐ人が数千人いると発表されており、日本国内でも、趣味で始めた動画投稿が人気を集め、本業のサラリーマンをやめてユーチューバーとなる人も現れている。

※2.実際に視聴者が動画を再生した時間の累計。人気チャンネルでは「時」でわかりにくいので「年」となる

◆プラベート感ある空間づくり

撮影ブース

撮影ブースの背景はガラス張りで社員の姿が丸見え。それでも声が通り、社員が驚くことも少なくないとか

 むらい氏の動画の特徴といえば、背景にオフィスで働く社員が写り込んでいる点。

「演者と視聴者の距離感を縮めることを意識しています。初めは小綺麗な背景で撮ったほうがよいと思っていたのですが、自分の机で撮ったらそれがウケて、続けています」(むらい氏、以下同)

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=740955

 ときには、背景で社員が寝ていたり、大きな声に驚いて振り向いたりすることもある。

「そういうときは『さっき寝てただろ!』といじります。すると『寝てません!』とか言うんですよ。動画で撮られてるのに(笑)」

 プライベート感が自然に入り込むと、“番組”ということを意識せず、気軽に視聴できるという効果があるのだろう。

「ほかにも、写り込んだ社員についてコメントで『あの寝てた人を出して!』などのツッコミが入ることもあり、次回の動画で登場させることもあり、動画のネタが広がることもあります」

◆質より前に量 量が価値を生む

 前職IT企業やAppBankでの経験から「ネットの世界では質がどうこう以前に量がないと勝負にならない。どれだけコンテンツのストックが持てるかが大きい」と語るむらい氏。

 一日約8本という動画投稿数は確かに群を抜いている。

「投稿を始めるときに約5か月で500本を目標にしました。初めは私が編集まですべてやり、とにかく投稿し続けました。当時からカレンダーで動画アップスケジュールを組んでいたのですが、さすがにキツくなり、スタッフを入れて一日5本ペースになりました」

◆目的ありきのコラボレーション

 ゲーム実況で佐野ひなこと、楽曲制作企画で石井竜也など、多くのタレントとコラボをしているむらい氏。コラボするうえではある点に気をつけているそうだ。

「その人に出ていただくことに、何か特定の目的があるか、ストーリーがあるかに気をつけています。例えば、佐野ひなこさんは、もともとゲーマー資質があり、やっているゲームのレベルも高かった。また、視聴者からも繋がりが見えることが重要だと考えていて、ツイッターでも接点があったのでコラボが実現しました」

 タレントに限らず、あるゲームが好きな社員に動画に出演してもらうなど、あくまで目的ありきで仲間を集めている。

 そんなむらい氏だが、動画を撮り始めた頃は「YouTubeのセオリーと違いすぎる」と言われていた。

「一般的にはカメラ目線で語りかけるように撮るそうなのですが、普段から目の少し下を見て話すクセがあり、撮影でもついレンズの下を見てしまいます。威圧感を与える気もして」

 しかし、むらい氏は“人の目を見て話すことが苦手”という点を無理に克服せず、「動画撮影のセオリーではないかもしれないけど、やりたいようにやらないと続かない」という思いから投稿を続けた。

「ポジティブな感情ははっきり表現するようにしていますが、基本は普段どおり。普段と違う方もいますが、続けるのがしんどくなると思います。思ったまま、感じたままを表現し、やりたいことをやることが続けるコツです」

 そんな、自然体なキャラクターこそが視聴者が共感する一番の要素なのかもしれない。

マックスむらい【マックスむらい】
本名:村井智建。AppBank代表取締役CEO。高校卒業後、IT企業に就職、執行役員まで務めた。その後AppBankに参画

※このインタビューは週刊SPA!11月4・11日合併号のデジタル情報連載「ギークロ通信」から一部抜粋・再構成したものです

取材・文/林健太 撮影/我妻慶一(本誌)

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